メダカの元気がない・動かない!死ぬ前に知っておきたい原因7つと対策!
元気なメダカは水面付近を泳ぎ回ります。
  • 底の方でジッとして動かない
  • 泳ぎ方に元気がない
  • 餌を食べない

といった状態は体調不良のサインなので、原因を特定して対策が必要です。

今回は、メダカの元気がない・動かない原因7つと対策をご紹介します。

メダカが元気になり最悪のケース(死んでしまう)を避けられる可能性が上がるので、参考にしてみてください。

Kazuho
魚類専門の環境調査を通して魚の生態は熟知しています。自宅で楊貴妃(ようきひ)を始め三色・ダルマメダカなど、数・品種ともにたくさんのメダカの飼育や繁殖に取り組んできた経験をもとに解説します。

メダカの元気がない・動かないときは体調不良のサイン

飼育していたり、新しく水槽に入れたりしたメダカが次のような状態であれば、体調不良の可能性があります

  • 底の方でジッとして動かない
  • 泳ぎ方に元気がない
  • 餌を食べない
  • 人が近付いても反応しない

メダカからの危険信号なので、原因の特定と対策が必要です。

さらに、やせている、体色がくすんでいるなど体にまで影響が出ていれば、異常事態といって間違いないでしょう。

メダカの元気がない・動かない原因7つと対策!

メダカの元気がなかったり、動かなかったりする場合は原因があります。

可能性が高いのは次の7つです。

  • 夏の水温上昇による高水温
  • 冬の水温の低下による低水温
  • 酸欠になっている
  • 水換え不足による水質の悪化
  • 消化不良
  • 病気の前兆
  • 寿命を迎えている(老衰)

原因と対策を具体的に解説していくので、メダカの調子がおかしいと感じたら目を通してみてください。

夏の水温上昇による高水温

メダカは水温が35℃を超える高水温になると動きが鈍り、泳ぎ方に元気がなくなることがあります。

水温変化に強い魚なので、530℃の範囲であれば飼育できますが、それ以上になると弱ったり消耗したりする個体がでてきます。

特に気温が上がって日差しも強くなる夏に多いです。

対策:すだれや水槽用冷却ファンを使う

屋外飼育であれば、「すだれ」で日陰を作る方法が効果的です。

飼育容器を日陰に移動させることもありますが、成長には適度に日光を当てる必要があります。すだれを被せる方が日の当たる場所と日陰を作りやすいので便利です。

Kazuho
フタと違って通気性も確保できます。

他にもホテイアオイなどの葉の大きな水草を入れて日陰を作る方法もあります。

室内飼育の場合は、日差しよりも室温の影響が大きいので、水温を下げることが重要です。

「水槽用冷却ファン」があれば、水温を3~4℃下げることができます(製品にもよります)。また、風通しの良い場所に置くだけでも水温の上昇を抑えることが可能です。

夏場の飼育・高水温対策については、こちらをご覧ください。

【メダカ飼育では夏の高水温・酸欠が危険!死なせないための対策9選】

【厳選】メダカ飼育におすすめの水草20選!屋外・室内の相性と植え方を解説

冬の水温の低下による低水温

冬のメダカ

メダカは水温が下がると活性が落ちて冬眠に入ります。

15℃以下になると動きが鈍って餌を食べる量も少なくなり、5℃程度になると底の方でジッとして動くこともなくあります。もちろん、餌も食べません。

とはいえ、これは体調不良ではないので心配ないです

Kazuho
動かずエネルギー消費も少ないため、餌を食べなくても春を迎えることができます。

【春のメダカ飼育に必要なコツ5個!冬眠明けは水温と水換えに気を付けよう】

対策:室内ならヒーターを使い屋外なら冬眠させる

室内飼育で泳ぎ回る姿を楽しみたい場合は、「水槽用ヒーター」を導入して23~25℃程度に保ちましょう

水温が15℃以下にならず餌を食べに上がってくるようであれば、ヒーターなしでも問題ありません。

屋外飼育の場合は冬眠させましょう。

水温の低下は問題ありませんが、水が底層から表層まで凍結してしまうと死んでしまうため、水量を多くして凍りづらくします。

Kazuho
冬といっても水は蒸発するので、足し水も忘れず行いましょう。

すだれを使うと表面からの冷気や雪を防ぐことができます。

冬の低水温対策については、こちらをご覧ください。

【メダカの水温を管理する方法とは?夏や冬の高温・低温対策も!】

酸欠になっている

メダカが「酸欠状態」になると、水面で口をパクパクさせたり、元気なく漂ったりします。

溶存酸素(水に溶け込む酸素)は水温が上がるほど少なくなるので、夏場に起こりやすいです1匹だけでなく複数のメダカに同じような症状がある場合は、酸欠を疑いましょう。

対策:エアレーションを使う

酸欠には「エアレーション」が1番効果が高いです。

電源が確保しやすい室内飼育であれば問題ありませんが屋外飼育の場合は難しいため、乾電池式を用意しましょう。

エアレーションには、

  • エアーポンプ
  • ソフトチューブ
  • エアーストーン

といった器具が必要ですが、エアーポンプに同梱されていることも少なくありません。

乾電池式の場合は、別売で乾電池が必要です。

また、一時的ではあるものの、水換えも効果が期待できます。

詳しくはこちらの、酸欠対策をご覧ください。

【メダカ飼育では夏の高水温・酸欠が危険!死なせないための対策9選】

水換え不足による水質の悪化

水質が悪化すると、メダカの動きが鈍くなることがあります。

水質の変化に強い魚とはいえ、あまりにも汚れすぎると悪影響が出てきます。病気につながることもあるため、長期間水換えをしていない場合は対策が必要です。

対策:水換えをする

水質の悪化は水換えをすることで改善します。

2~3週間に一度、全体の1/3程度の水量が目安です。汚れているからといって、多量の水を換えるとpHショック(水質の急変によるショック症状)を起こすことがあるので注意しましょう。

メダカ容器・水槽の水換えについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

≫メダカの水換えは1ヶ月に何回がベスト?理想の水換え方法と頻度・水量を解説!

消化不良

消化不良を起こすことで、元気がなくなったり、泳ぎ方に変化が出たりすることがあります。

メダカは餌をたくさん食べるものの胃がないため、食いだめすることはできません。それどころか、一度に大量の餌をあげると消化不良につながることがあります。

対策:給餌方法や餌の状態を見直す

消化不良にならないよう適切な給餌方法で餌をやりましょう。

1日に2回、2~3分で食べきれる量が目安です。

日の出直後や日没前はメダカが本調子ではないので、しっかり活動している8~16時の時間帯に給餌します。

また、封を空けて時間がたっている餌は酸化して消化不良になることがあります。消費期限を確認しながら使って、あまりにも過ぎているものは新しい餌に変えましょう。もしくは、1週間分だけ残して、残りをジップロックに入れて冷暗所に置くことで餌の状態悪化を抑えることができます。

メダカの餌やりの方法とおすすめの餌については、こちらの記事で詳しく解説しています。

【メダカの餌やりは1日何回がベスト?理想の回数と餌の与え方を解説します】

【完全版】メダカにおすすめの餌20選!成魚・稚魚ごとにベストな餌を追求しました

病気の前兆

メダカ

病気の前兆(初期症状)で、元気がなくなることがあります。

  • 白点病
  • 水カビ病
  • 尾ぐされ病
  • エロモナス病

などが進行すると体表に症状が現れるため判断できますが、初期症状では動きに異常が出ることも珍しくありません。

対策:体表に異常がないか確認して塩浴も考える

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体表に異常がないか確認して特定の症状が出ていれば薬浴します。

現状で確認できなければ、「塩水浴」がおすすめです。

0.5%(水1Lに塩5g)の塩水を作ってメダカを入れることで回復力が上がります。

メダカの体液は飼育水よりも濃いので、浸透圧によって体に水が入ってきてしまいます。しかし、メダカ自身が浸透圧を調整して水の侵入を防いでいるため、そうはなりません。ただ、これはメダカが常に浸透圧調整にエネルギーを使っている状態といえます。塩水浴はメダカの体液と飼育水の濃度を近付けることで浸透圧調整の負担を和らげられるため、そのぶん回復に集中できる状態を作ることが可能です。

塩水浴によるメダカの回復力を高める作用は、病気の初期症状や体調不良全般に効果が期待できます。

寿命を迎えている(老衰)

メダカの寿命が近くなると、

  • 動きが鈍くなる
  • 体色がくすむ
  • やせる

など、泳ぎ方や体に変化が表れます。

メダカの寿命は2~3年、最長で5年ほど。

卵から飼育しているメダカは年齢がわかりますが、成魚で入手したものは判断できません。年齢を重ねていれば老衰で弱っている可能性があります。

対策:見守ること

寿命はどうすることもできないので、最後まで見守ってあげましょう。

通常のメダカ以上に水温・水質の変化に気を遣ってあげてください。

まとめ:メダカの元気がない・動かない!死ぬ前に知っておきたい原因7つと対策!

今回は、メダカの元気がない・動かない原因7つと対策をご紹介しました。

  • 底の方でジッとして動かない
  • 泳ぎ方に元気がない
  • 餌を食べない
  • 人が近付いても反応しない

など、行動に変化がある場合は次の7つの原因を疑いましょう。

  • 夏の水温上昇による高水温
  • 冬の水温の低下による低水温
  • 酸欠になっている
  • 水換え不足による水質の悪化
  • 消化不良
  • 病気の前兆
  • 寿命を迎えている(老衰)

体表の変化と違って、行動の変化は深刻な状態ではないことがほとんどです。

悪化する前に対策することで、改善できる見込みは十分あります。

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