メダカが餌を食べない6つの原因と対策!痩せさせない工夫とは

飼い始めたメダカが餌を食べずに困ってしまった経験はありませんか?

  • 餌をやっても口にしない
  • 餌を吐き出してしまう
  • 痩せてきた

など、「飼育は簡単と聞いていたのにどうして」と思ってしまうような問題に直面することがあります。

メダカが餌を食べない原因は1つではなく「普通のこと」「異常事態」に分かれます。生態から見て普通のことであれば問題ありませんが、異常事態なら早めに対処する方が良いです。

そこで今回は、メダカが餌を食べない6つの原因と対策をご紹介します

餌を食べない原因がわかり、対策することで痩せずに状態の良いメダカに育てられる確率が上がるので、ご覧になってみてください。

高橋
メダカや金魚、熱帯魚などを20年以上飼育してきて、メダカは成魚から稚魚まで現在も飼育中です。水温調節や水換え、餌の種類を変えるなど、餌を食べない場合に実践してきた方法を解説します。

メダカが餌を食べないときは「普通」と「異常事態」で区別する

メダカが餌を食べないときは、「普通」なのか、それとも「異常事態」なのか区別することが重要です。

メダカの生態から考えると、実は餌を食べなくなる場合があります。後ほど詳しく解説しますが、環境に慣れていなかったり、水温が低かったりする場合です。

とはいえ、餌を食べることは生きるために必要なので、口にしないときは体調不良や病気などの異常事態に直面していることも少なくありません。

「普通」なのか「異常事態」かどうかで対策の緊急性が変わるので、飼育環境やメダカの状態を観察して原因を特定するようにしましょう。

メダカが餌を食べない・痩せる6つの原因と対策

メダカが餌をたべないときの原因は、次の6つです。

  • 水槽の環境に慣れていない
  • 水温が10℃以下になっている
  • 水温が35℃を超えている
  • 水質が悪化している
  • 体調不良や病気になっている
  • 他のメダカにいじめられている

合わせて対策もご紹介するので、可能性が高いものを実践してみてください。

水槽の環境に慣れていない

メダカを水槽に入れて間もなかったり、他の水槽や飼育容器から移動させた直後だったりすると、餌を食べないことが多いです。

新しい環境に慣れていないことで警戒しているのが大きな要因です。食欲よりも危険を感じて身を守っている状態といえます。

高橋
新しい環境に慣れないと餌を食べないのは、メダカに限らず多くの魚種で見られます。

1~2日様子を見る

よくあることで体に異常があるわけでないので、1~2日様子を見ましょう

新しい環境に入れたばかりであれば、初日は餌やりをせず、次の日に与えるのがおすすめです。それでも餌を食べない場合は、さらに次の日に餌やりします。

餌を食べずに心配かもしれませんが、メダカは1週間程度であれば食べなくても問題ありません。1週間前後しても餌を食べずに痩せる場合は、他の原因を疑いましょう。

≫メダカの餌やりは1日何回がベスト?理想の回数・量と餌の与え方を解説します

水温が10℃以下になっている

冬のメダカ

メダカは水温が15℃を下回ると食べる餌の量が減り、さらに10℃以下になると餌を食べなくなります

メダカは水温によって活動量が変わる変温動物なので、水温が下がると泳ぎや餌への反応が鈍り最終的に冬眠するためです。

高橋
春先で気温が急に下がったり、秋~冬にかけて寒くなったりしたときによく見られます。メダカの生態から考えると普通のことなので、異常事態ではありません。

冬眠させる・水槽用ヒーターを使う

メダカとすだれ

屋外飼育であれば次のような方法で、冬眠できる準備を整えてあげましょう。

  • 飼育水が完全に凍結しないよう水位を高くする
  • フタをして水面から伝わる冷気を防ぐ
  • 断熱効果の高い発泡スチロールの飼育容器にする

メダカは丈夫な魚なので、水面が凍っても底の方がじっとして冬眠できます

また、室内飼育では餌を食べなくなるほど水温が下がることは多くありませんが、屋外飼育のように冬眠させたり、水槽用ヒーターを使って加温したりする方法がおすすめです。

冬のメダカ飼育とおすすめのヒーターについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

≫冬のメダカ飼育と冬越し方法!死ぬことなく越冬させる寒さ対策

≫【選び方】メダカにおすすめの水槽用ヒーター6選!30・45・60cm水槽ごとに解説

水温が35℃を超えている

メダカは高水温に比較的強い魚ですが、35℃を超えて40℃近い水温になると餌を食べなくなります

40℃近い水温は危険な状態なので、メダカも餌を食べるどころではありません。夏の暑い日や日差しが強いときに多いです。

すだれや水槽用冷却ファンを使う

餌を食べない原因が高水温なので、「すだれ」や「水槽用冷却」ファンを使って水温を下げましょう

屋外飼育でよく使うすだれは、通気性を確保しつつ日陰を作ることができます。室内飼育の場合は、水面に風を当てることで水温を下げる水槽用冷却ファンがおすすめです。

夏のメダカ飼育や高水温対策は、こちらの記事で詳しく解説しています。

≫夏のメダカ飼育と高水温・暑さ対策5選!水温を効率よく下げる方法

水質が悪化している

水質はメダカの健康状態に直結することも少なくないので、水質の悪化がひどい場合には餌を食べなくなることがあります。

高橋
メダカが泳ぐ水は、人にとっての空気や飲み物のようなものなので、長期間汚れた状態では悪影響が出るのも無理はありません。

水が汚れている以外にも、

  • 水中の酸素が少ない
  • 酸性やアルカリ性に大きく傾いている

といった水質では餌を食べなくなることがあります。

水換えをする

水質の悪化は、「水換え」が一番効果的です。

汚れた水が新しくなるだけでなく、水中の酸素が多くなったり、水質が中性(7.0)に近付いたりするため、水換えだけで改善できます

ただ、一度にたくさんの水を換えると、水質の急変によるpHショックにつながる可能性があるため、1/2~1/3程度の水量のみ交換するようにしましょう

メダカの水換えについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

≫メダカの水換えは1ヶ月に何回がベスト?理想の水換え方法と頻度・水量を解説!

体調不良や病気になっている

体調不良や病気はメダカにとって緊急事態なので、餌を食べるどころではなくなります

水質の悪化から、体調不良や病気につながることも少なくありません。

メダカの体調不良については、こちらの記事で詳しく解説しています。

≫メダカの元気がない・動かない!死ぬ前に知っておきたい原因7つと対策!

水換えして塩水浴・薬浴を検討する

軽度であれば水換えで改善しますが、良くならない場合は「塩水浴」や「薬浴」を検討しましょう

塩水浴にはメダカの回復力を高める効果があるので、病気と判断できない場合にもおすすめです。体やヒレを観察して、異常がある場合は病気の可能性が高いため、病気に合った魚病薬で薬浴しましょう。

メダカの塩水浴と薬浴は、こちらの記事をご覧ください。

≫【実例付き】メダカの塩水浴の方法と塩水の作り方 | 回復までの期間と元の水槽への戻し方とは

≫メダカがかかりやすい病気の種類と治し方 | 症状から治療・薬浴まで

他のメダカにいじめられている

飼育容器内で他のメダカにいじめられていると、警戒したり、ストレスになったりして餌を口にしなくなることがあります。

水槽や飼育容器を観察して、他のメダカに隅に追いやられている個体が餌を食べない場合は、いじめが原因の可能性が高いです。

隠れ家を入れる・隔離する

メダカと水草

メダカのいじめは水草や流木、石などの「隠れ家を増やす」ことで改善することが多いです。

とくにホテイアオイやマツモ、アナカリスなどの浮かせられるタイプの水草であれば、メダカが頻繁に泳ぐ水面~中層の隠れ家になります。

いじめを受けているメダカが消耗している場合は、隔離して餌を食べさせることで体力を回復させましょう

高橋
いじめやケンカが原因であれば、他のメダカがいない環境になると少しずつ餌を食べるようになります。

メダカのいじめ・ケンカ対策とおすすめの水草については、こちらの記事で詳しく解説しています。

≫メダカ同士で追いかける・体当たりする「ケンカ」対策!いじめが起こる原因とは

≫メダカ飼育におすすめの水草20選!屋外・室内の相性と植え方を解説

メダカが人工飼料を食べずに吐き出す・瘦せるなら生き餌や冷凍餌を試す

ミジンコ

人工飼料を食べなかったり、吐き出したりする場合は、赤虫やミジンコ、グリーンウォーターなどの「生き餌」がおすすめです。

人工飼料を選り好みする個体でも、生き餌であれば好んで食べる可能性が高いです。

赤虫やミジンコは動いてメダカを誘う生きた状態が最適ですが、管理が手間な場合は、冷凍状態でもかまいません。生き餌や冷凍餌は、アクアショップや通販で入手できます。

また、グリーンウォーターは、メダカの餌になる植物プランクトンが豊富な水なので、飼育水をグリーンウォーターに替えるだけで栄養を摂取できます

高橋
生き餌や冷凍餌は栄養価が高いため、痩せたメダカにもおすすめです。

メダカの稚魚が食べないときは餌の種類を変える

稚魚が餌を食べていないようであれば、餌の種類を変えましょう

とくに人工飼料の場合は、粒が大きくて食べられなかったり、吐き出したりすることがあります。

稚魚が食べやすい餌としては、

  • ゾウリムシ
  • ミジンコ
  • グリーンウォーター

などが一般的です。

ゾウリムシやグリーンウォーター(植物プランクトン)はとても小さいので、多くの稚魚が口にできます。ミジンコはやや大きいため、少し成長した稚魚向きです。

メダカ稚魚の餌や飼育方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。

≫メダカ稚魚の飼育完全ガイド!おすすめの餌・水換え・飼育容器と生存率を上げる方法

まとめ:メダカが餌を食べない6つの原因と対策!痩せさせない工夫とは

今回は、メダカが餌を食べない6つの原因と対策をご紹介しました。

メダカが餌を食べないときは、

  • 水槽の環境に慣れていない
  • 水温が10℃以下になっている
  • 水温が35℃を超えている
  • 水質が悪化している
  • 体調不良や病気になっている
  • 他のメダカにいじめられている

といった原因が考えられます。

環境に慣れていなかったり、水温が低下したりしている場合は、メダカの生態なので心配する必要はありません。1~2日様子を見たり、冬眠できる環境を整えたりしましょう。

その他の場合は、メダカが餌を食べるどころではない緊急事態の可能性があるので、早めに原因を特定して対策が必要です。

メダカが餌を食べないと心配してしまいますが、対策することで改善することも多いので落ち着いて対処するようにしましょう。

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