「メダカの成長は餌で決まる」といっても過言ではないほど、メダカ飼育にとって餌は重要なものです。
とはいえ、アクアショップや通販でメダカの餌を眺めていても、
- メダカを大きく健康的に成長させやすい餌はどれ?
- 成魚と稚魚それぞれにおすすめの餌はある?
- 安くても問題なく育てられる餌はなに?
といった疑問が浮かぶばかりで、必要な餌がわかりにくいことも少なくありません。
ここでは、成魚と稚魚に分けて、メダカにおすすめの餌20選をご紹介します。
メダカの成長や繁殖だったり、価格の安さだったりなど、飼育スタイルや目的に応じて最適な餌がわかるので、参考にしてみてください。
品名 | ヒカリ メダカの餌 徳用 | スドー 特選メダカの餌 | テトラ キリミン | ヒカリ メダカの餌 産卵・繁殖用 | ジェックス メダカ元気 繁殖・成長用 プロバイオフード | メダカ色揚げ専科 成魚用 | ヒカリ メダカの舞 スーパーオレンジ | ヒカリFD ビタミンミジンコ | おとひめB2 | ミジンコウキクサ |
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外見 | ||||||||||
種類 | 人工飼料(顆粒) | 人工飼料(顆粒) | 人工飼料(フレーク) | 人工飼料(顆粒) | 人工飼料(顆粒) | 人工飼料(顆粒) | 人工飼料(顆粒) | 乾燥餌 | 人工飼料(顆粒) | 水草 |
役割 | メインフード | メインフード | メインフード | 繁殖用 | 繁殖用・メインフード | 色揚げ | 色揚げ・メインフード | 補助餌・おやつ | メインフード | おやつ・非常食 |
特徴 | 安い・入手しやすい | 栄養価が高い・幼魚も食べられる大きさ | 体作り・体色向上 | 高カロリー・安い | 健康維持・コストパフォーマンスがよい | メダカの体色向上 | メダカの体色向上 | 体作り | 栄養価が高い・コストパフォーマンスがよい | 家を空ける際に非常食になる |
詳細 | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! |
メダカの餌の種類と選び方
おすすめの餌をご紹介する前に、メダカの餌の種類と選び方を解説します。
メダカの餌を大きく分けると、
- 人工飼料
- 生き餌
この2種類になります。
栄養バランスがよかったり、嗜好性が高かったり(積極的に食べる)など、メダカに与える影響が変わるので、目的に応じて使い分けることが大切です。
メダカの餌の種類と使い分け方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
≫メダカの餌は種類で使いわける!人工飼料・乾燥餌・生き餌の役割と選び方
人工飼料は成魚と稚魚のメインフード
「人工飼料」は人の手で栄養バランスを考えて作られているため、メダカの成魚と稚魚のメインフードに使います。
粒の大きさによって、成魚と稚魚に使い分けることができます。
乾燥していて保存性しやすいこともあって「メダカ飼育には欠かせない餌」と言っても過言ではありません。
人工飼料だけで十分飼育できますが生き餌と併用することで、より大きく体格のよいメダカに育てることができます。
生き餌は稚魚の成長促進・成魚の体作りにおすすめ
「生き餌」は、実際に生きている動く餌です。
メダカの目の前で動いて興味を引くため、メダカが積極的に食べてくれます。
人工飼料のように栄養バランスがよいわけではありませんが、タンパク質や脂質といった栄養価が高く、丈夫な体作りに役立ちます。
メダカ飼育では、
- ゾウリムシ
- ミジンコ
- ブラインシュリンプ
といった種類が主な生き餌です。
生きている限りは食べ残しになることがないので、水を汚しにくいのも嬉しい点です。
また、植物プランクトンが繁殖した「グリーンウォーター」と呼ばれる水もよいでしょう。
グリーンウォーターで飼育するだけで、自然と栄養が摂取できるため稚魚の生存率を高めることもできます。
ただ、生き餌だけでは栄養が偏ることもありますし、保存に少し手間がかかるので人工飼料と併用するようにしましょう。
生き餌の特徴や使い分け方は、こちらの記事をご覧ください。
≫メダカ稚魚の飼育完全ガイド!最適な餌・水換え・飼育容器と生存率を上げる方法
乾燥餌と冷凍餌は生き餌を加工して保存性を高めたもの
人工飼料と生き餌の他にも「乾燥餌」と「冷凍餌」があります。
どちらも生き餌を加工したもので、
- 乾燥・冷凍アカムシ
- 乾燥・冷凍ミジンコ
- 乾燥・冷凍ブラインシュリンプ
- 乾燥・冷凍イトミミズ
といった餌が有名です。
生き餌よりも保存性は高いものの、動きがなく嗜好性が劣ります。
栄養バランスで考えても人工飼料のほうがよいので、メインフードではなく「おやつ」として与えることが多い餌です。
メダカの成魚におすすめの餌10選!
ここからは、メダカの成魚におすすめの餌を10種類ご紹介します。
メダカの成魚の餌は、製品によって、
- 栄養バランスのよいメインフード
- 産卵や繁殖
- 色揚げ
- 丈夫な体作り
- おやつや非常食
など、それぞれ効果や役割が異なります。
「これ1つあれば完璧!」という餌はないため、目的によって使い分けたり、併用したりすることが重要です。
とはいえ、人工飼料は栄養バランスがよいので、これ1つでも問題なく飼育できます。ただ、他の餌と併用することで、丈夫に育ったり、一段と体格がよくなったりします。
飼育目的だったり、安く抑えたかったりする場合は、安価な人工飼料がおすすめです。
繁殖や体作りなど特別な目的があれば、専用の餌を使うと効果的です。
餌の特徴と効果をふまえて解説していくので、参考にしてみてください。
メダカ「稚魚」におすすめの餌を先に見たい場合は、こちらからご覧ください。
ヒカリ メダカの餌 徳用
【種類】人工飼料(顆粒)
【役割】メインフード
【内容量】50・150・400g
【特徴】安い・入手しやすい
安くて量も多いコスパフォーマンスに優れる餌です。
「完全栄養」というだけに栄養バランスがよく、これ1つで丈夫に育てることができます。
通販はもちろん、ペットショップやホームセンターであれば置いていることが多いため、入手しやすいのも嬉しい点です。
内容量に3つの大きさがあるので、メダカの数に合わせてサイズを選ぶこともできます。50gは徳用ではなく「メダカの餌」という表記です。
沈下性で底にいるメダカはもちろん、ドジョウなどの底物と一緒に飼っている場合にも向いています。
≫メダカと一緒に飼える魚・エビ・貝15種類!混泳しやすい生き物の特徴
スドー 特選メダカの餌
【種類】人工飼料(顆粒)
【役割】メインフード
【内容量】20・50・100g
【特徴】栄養価が高い・幼魚も食べられる大きさ
栄養価が高い、成魚のメインフードにおすすめの人工飼料です。
粒が小さいため成魚はもちろん、稚魚が少し成長した幼魚に与えることもできます。
浮いている時間が比較的長いので、食べるのに時間がかかる幼魚でも問題ありません。
他の餌にもいえることですが粒の細かい餌は、沈むと底砂の隙間に入って食べ残しになりやすいです。
少量を数回に分けて2~3分で食べ切れる量を与えることで、食べ損ねることが少なくなります。
テトラ キリミン
【種類】人工飼料(フレーク)
【役割】メインフード
【内容量】28・85・175g
【特徴】体作りに役立つ・色揚げ効果あり
タンパク質が豊富で、体作りに効果的なメインフードです。
成魚にもおすすめですが、幼魚のうちから与えていると体格よく育つ確率があがります。
フレーク状で浮いている時間が長く、食べ残しが少ないのも嬉しい点です。食べ残しが少ないと「水が汚れにくい」というメリットもあります。
色揚げ効果のあるカロチノイドが含まれているため、観賞魚としてきれいに見せたい場合にもよいでしょう。
ヒカリ メダカの餌 産卵・繁殖用
【種類】人工飼料(顆粒)
【役割】繁殖用
【内容量】40・130g
【特徴】高カロリー・安い
カロリーが高い繁殖用の人工飼料です。
タンパク質と脂質が豊富なので、体力を使う繁殖期におすすめします。
比較的安く入手できるのも高評価です。大きさが2つあって、メダカの数にもよりますが、繁殖期に使うだけなら40gでも十分です。
ジェックス メダカ元気 繁殖・成長用 プロバイオフード
【種類】人工飼料(顆粒)
【役割】繁殖用・メインフード
【内容量】40・130g
【特徴】健康維持に効果的・コストパフォーマンスがよい
繁殖だけでなく、成長を目的としたメインフードにもおすすめの餌です。
繁殖の体力を補うためのタンパク質が多いことはもちろん、ビタミンやミネラルも豊富なので、体調を整える効果が期待できます。
善玉菌の影響で水が汚れにくいのも嬉しい点です。手ですり潰して稚魚に与えることもできます。
2つの大きさがありますが、130gのほうがコストパフォーマンスがよいです。
とはいえ量が多いので小分けにして、使わない分は密閉した後、酸化しないよう冷暗所に保存しましょう。
メダカ色揚げ専科 成魚用
【種類】人工飼料(顆粒)
【役割】色揚げ効果
【内容量】40・120g
【特徴】メダカの体色がきれいになりやすい
その名のとおり、メダカの色揚げに特化した人工飼料です。
色揚げに効果的なカロチノイドが含まれているオキアミミールを使用しているため、メダカの体色がきれいになりやすいです。
また、食いつきがよいと評判なので、現在使っている餌の食べ具合がよくない場合に与えてみるのもおすすめです。
メダカの色揚げについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
≫メダカがキレイになる6つの色揚げ方法!飼育容器・餌・環境が体色を決める
ヒカリ メダカの舞 スーパーオレンジ
【種類】人工飼料(顆粒)
【役割】色揚げ効果・メインフード
【内容量】40・100g
【特徴】メダカの体色がきれいになりやすい
メダカの色を揚げたい場合におすすめの餌です。
色揚げに効果的なカロチノイドが含まれていて、特にヒメダカや楊貴妃(ようきひ)など、朱赤系の色揚げに効果があります。
成魚だけでなく、1cm以上の幼魚も食べられる大きさです。
嗜好性が高く(好んでよく食べる)、朱赤系のメダカのメインフードとして与えることも少なくありません。
ヒカリFD ビタミンミジンコ
【種類】乾燥餌
【役割】補助餌・おやつ
【内容量】12g
【特徴】体作りに役立つ
メダカの生き餌として一般的な「タマミジンコ」を乾燥させた餌です。
タマミジンコはタンパク質が豊富で成魚はもちろん、幼魚や稚魚の体作りに役立ちます。
ビタミンが添加されているため、体調を整える効果も期待できます。
栄養バランスは人工飼料のほうがよいので、丈夫な体作りのための補助的な餌として与えましょう。
1日2回餌やりをする場合は、1日おきに2回の給餌のうち1回をミジンコにする、といった具合です。
おとひめB2
【種類】人工飼料(顆粒)
【役割】メインフード
【内容量】50・100・200・250・300・500・1000・2000g
【特徴】栄養価が高い・コストパフォーマンスがよい
メダカ専用の餌ではなく、海水魚の養殖で仔稚魚に使われる人工飼料です。
メダカ用ではないといっても、タンパク質が豊富で栄養価が高いため、メダカ飼育では有名な餌です。嗜好性が高いので、メインフードとして与えることも少なくありません。
安いうえに量が多くコストパフォーマンスが抜群によいため、たくさんのメダカを飼っている方におすすめします。
通販で入手する場合は、内容量がこまかく選べるのも嬉しい点です。
とはいえ、よっぽどメダカの数が多くない限りは、100~200gで十分な量があります。
ミジンコウキクサ
【種類】水草
【役割】おやつ・非常食
【内容量】カップや袋で販売
【特徴】家を空けるときの非常食になる
ミジンコウキクサは、メダカが食べられる大きさの水草です。
0.5㎜前後ととても小さいため、幼魚や成魚であれば食べることができます。
メダカの好きなときに口にできることから、旅行などで少しの期間家を空ける場合の非常食としておすすめです。
水草なので、水を汚すこともありません。光が当たっていれば簡単に増えるため、大繁殖して水面を覆いメダカが光量不足にならないよう間引きましょう。
≫【厳選】メダカ飼育におすすめの水草20選!屋外・室内の相性と植え方を解説
メダカの稚魚におすすめの餌10選!
ここからは、メダカの稚魚におすすめの餌を10種類ご紹介します。
メダカを繁殖させて稚魚を飼育している、もしくはこれから挑戦しようと思っている方は目を通してみてください。
メダカ稚魚は人工飼料だけでも育てられる
稚魚は、栄養バランスのよい人工飼料だけで成魚まで成長させることができますが、生き餌を一緒に使うことで生存率が一段と上がり、丈夫に育ちやすいです。
成長させるだけなら稚魚用の人工飼料のみ、より多くの稚魚を残したかったり、品種改良や累代飼育(繁殖を重ねて孫、ひ孫と飼育し続けること)したりしたい場合は、生き餌も併用することをおすすめします。
ここでご紹介する生き餌は稚魚だけでなく、幼魚や成魚の体作り・成長促進に使うこともあります。
品名 | ヒカリ メダカベビー ハイパー育成 | スドー 特選メダカの餌 稚魚用 | ヒカリ ちびっこ メダカのエサ | ヒカリ メダカの舞 ベビー | メダカ色揚げ専科 幼魚用 | コメット メダカのミジンコパウダー | ゾウリムシ | ミジンコ | ブラインシュリンプ | グリーンウォーター(クロレラ) |
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外見 | ||||||||||
種類 | 人工飼料(パウダー) | 人工飼料(パウダー) | 人工飼料(パウダー) | 人工飼料(パウダー) | 人工飼料(パウダー) | 乾燥餌(パウダー) | 生き餌 | 生き餌 | 生き餌 | 生き餌 |
役割 | メインフード | メインフード | メインフード | メインフード | 色揚げ・メインフード | 補助餌・おやつ | 成長促進 | 成長促進 | 成長促進 | 成長促進・健康維持 |
特徴 | 栄養価が高い・安い・入手しやすい | 栄養バランスがよい・餌やり容器付き | 栄養バランスがよい・入手しやすい | 栄養価が高い | メダカの体色向上 | 体作り | 体作り・生存率の向上 | 体作り | 体作り | 生存率の向上 |
詳細 | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! | Amazon 楽天市場 Yahoo! |
ヒカリ メダカベビー ハイパー育成
【種類】人工飼料(パウダー)
【役割】メインフード
【内容量】20・80g
【特徴】栄養価が高い・安い・入手しやすい
メダカ稚魚の餌として、人気の人工飼料です。
栄養バランスがよく栄養価も高いので、メインフードとして重宝します。
粒の大きさが0.2㎜以下と小さく、餌を食べ始めるタイミング(孵化後3日以降)に与えることが可能です。
また、ペットショップやホームセンターなど、身近な場所で安く入手できるのもおすすめポイントです。
スドー 特選メダカの餌 稚魚用
【種類】人工飼料( パウダー )
【役割】メインフード
【内容量】10・30・80g
【特徴】栄養バランスがよい・餌やり容器付き
栄養バランスに優れたメダカ稚魚のメインフードとしておすすめの餌です。
0.10~0.25gと粒がとても小さく、小さな稚魚でも問題なく食べられます。浮上時間が長いので、餌を食べるのに時間がかかる稚魚でも食べやすいです。
また、内容量10gの製品には、ごく少量ずつ餌が出る容器も付属しています。
ヒカリ ちびっこ メダカのエサ
【種類】人工飼料( パウダー )
【役割】メインフード
【内容量】30g
【特徴】栄養バランスがよい・入手しやすい
ペットショップやホームセンターにも置いている入手しやすい餌です。
「メダカベビー ハイパー育成」と比べると、脂質が少なく水の汚れも抑えられますが、成長促進効果はやや控えめです。
とはいえ、扱いやすい餌なので「水質を悪化させず安定して飼育したい」場合におすすめします。
ヒカリ メダカの舞 ベビー
【種類】人工飼料( パウダー )
【役割】メインフード
【内容量】40g
【特徴】栄養価が高い
栄養価が高いので、メダカの稚魚を早く成長させたい場合におすすめです。
一方で、水が汚れやすいことから、底に沈んでしまった食べ残しはスポイトなどで取り除きましょう。
やや値段は高いですが、死んでしまいやすい孵化後1ヶ月までに与えることで、生存率を上げる効果も期待できます。
メダカ色揚げ専科 幼魚用
【種類】人工飼料( パウダー )
【役割】色揚げ効果・メインフード
【内容量】40・120g
【特徴】メダカの体色がきれいになりやすい
メダカの成長だけでなく、よりきれいな体色にしたい場合に効果的です。
色揚げに役立つカロチノイドが含まれているため、小さいメダカの段階から体色を仕上げていくことができます。
色揚げに特化しているとはいえ嗜好性が低いわけではないので、メインフードにも使うことが可能です。
コメット メダカのミジンコパウダー
【種類】乾燥餌( パウダー )
【役割】補助餌・おやつ
【内容量】32g
【特徴】体作りに役立つ
生き餌のミジンコをパウダー状に加工した乾燥餌です。
タンパク質が豊富で、稚魚の体作りに最適です。メダカの嗜好性を高めるにんにくパウダーが添加されていることもあって、食いつきがよいです。
生き餌のミジンコの管理が面倒な場合におすすめします。栄養バランスがよいわけではないため、人工飼料と併用して与えましょう。
ゾウリムシ
【種類】生き餌
【役割】成長促進
【内容量】ボトルや袋で販売
【特徴】体作り・生存率の向上に役立つ
ゾウリムシは、とても小さな動物プランクトンで、メダカ稚魚に与える生き餌として有名です。
孵化した直後のメダカは大きすぎて食べられませんが、1週間もすると口にできるようになります。
メダカの飼育で1番難しい(餓死しやすい)時期といわれる孵化後1ヶ月までに与えられる餌なので、ゾウリムシを使うと稚魚期の生存率がグッと上がります。
栄養が偏るため、人工飼料と併用するようにしましょう。
稚魚の餌やりと生き餌の与え方については、後ほど解説します。
ミジンコ
【種類】生き餌
【役割】成長促進
【内容量】ボトルや袋で販売
【特徴】体作りに役立つ
ミジンコは、ゾウリムシと同じ動物プランクトンですがサイズが大きいです。
ミジンコのなかでも殻が柔らかく食べやすい「タマミジンコ」がメダカ稚魚の餌として使われます。
孵化して間もない稚魚は食べられないため、孵化後1ヶ月から与えましょう。
こちらの餌も人工飼料と併用することをおすすめします。
ブラインシュリンプ
【種類】 生き餌
【役割】 成長促進
【内容量】乾燥状態(箱入り)で販売
【特徴】体作りに役立つ
ブラインシュリンプは、稚魚の成長促進を目的に与える動物プランクトンです。
ミジンコと同じで少し大きいため、孵化後1ヶ月以降の稚魚(幼魚)に与えます。
栄養価が高く体作りに効果的ですが、乾燥した卵の状態で販売されているので、塩水で孵化させてから給餌する必要があります。
稚魚だけでなく成魚の色揚げに使うこともあります。
グリーンウォーター(クロレラ)
【種類】 生き餌
【役割】 成長促進・健康維持
【内容量】ボトルや袋で販売
【特徴】生存率の向上に役立つ
グリーンウォーターは、植物プランクトンが豊富な緑色に色付いた水です。
植物プランクトンは非常に小さいため、孵化後まもなく口に入れることができます。
グリーンウォーターで飼育するだけで栄養が摂取できるため、稚魚期の生存率を向上させることができます。
ただ、グリーンウォーターだけでは栄養が足りないので人工飼料や生き餌と併用しましょう。
また、成魚をグリーンウォーターで飼育すると色つやがよくなります。
グリーンウォーターは「クロレラ」という表記でも販売されています。
≫メダカの栄養水!グリーンウォーター(青水)を簡単・早く作る方法【実例あり】
メダカの餌やりの頻度と量
目的に合ったメダカの餌が見つかったところで、次に大切なのは餌やりの「頻度」と「量」です。
餌やりのポイント
栄養価が高い餌でも回数が少なければ成長しにくいですし、多すぎても水が汚れて体調不良につながります。成魚と稚魚で異なることはもちろん、水温が変わっても頻度を調整する必要があります。
成魚と稚魚に最適な餌やり方法をご紹介するので、参考にしてみてください。
メダカの餌やりの方法と頻度は、こちらの記事でも詳しく解説しています。
≫メダカの餌やりは1日何回がベスト?理想の回数と餌の与え方を解説します
メダカ成魚の餌やりは1日2回が目安
めだかの成魚の場合は「1日に2回、2~3分で食べ切る量」が目安です。
時間帯は、午前と午後に1回ずつ、メダカがしっかり活動を始める9~16時頃をおすすめします。
日の出直後や日没間際に餌やりすると、メダカが起きて間もなかったり、食べてすぐ寝てしまったりして、食べ残しや消化不良につながることがあります。
餌の量は、1回の餌やりで2~3分かけて食べ切る量が目安になりますが、判断が難しいため餌やりのたびに微調整することをおすすめします。
- 食べ終わるのに10分近くかかるうえに食べ残しも多いから少し減らそう
- 30秒で食べ切るので増やそう
といった具合です。
おすすめの方法としては、1回の餌やりで「1分で食べ切る量を2回」与えると、より食べ残しが減ります。
また、次のタイミングでは餌やりの頻度を変えることで上手に飼育できます。
- 春や秋の水温が低いときは1日1回
- 冬でメダカが冬越し(冬眠)状態なら餌をやらない
- 体調不良なら餌やりを控える
- 繁殖重視なら1日5回
メダカは水温が低下すると活性が落ちて、餌を食べる量が減ります。無理に与えても食べ残しになるだけなので、餌やりの頻度を減らしましょう。
体調不良の場合も、餌をやり過ぎると水質が悪くなって症状が悪化する場合があるため控えます。
一方で、繁殖には体力が必要なことから、1日に5回餌やりをすることもあります。
メダカの餌やりについては、こちらの記事をご覧ください。
≫メダカの餌やりは1日何回がベスト?理想の回数と餌の与え方を解説します
メダカ稚魚の餌やりは1日4回が目安
メダカの稚魚は、成魚よりも餌やりが難しく餓死しやすいため、人工飼料なら「1日4回、1つまみの半分ほど」が目安です。
4回のうち1回を生き餌にすることで、栄養バランスよく、丈夫な体を作ることができます。
時間帯は、成魚と同じで 9~16時頃がおすすめです。午前と午後で2回ずつ与えます。
またメダカの稚魚期には、大きさに合わせて餌の種類を変えることが重要です。
- 孵化後3日~1週間:人工飼料
- 孵化後1週間~1ヶ月:人工飼料とゾウリムシ
- 孵化後1ヶ月以降:人工飼料とミジンコやブラインシュリンプ
稚魚の成長段階に合わせて餌を使い分けることで、成長速度が速くなりますし、体格よく育ちやすいです。
メダカ稚魚の飼育方法と餌やりについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
≫メダカ稚魚の飼育完全ガイド!最適な餌・水換え・飼育容器と生存率を上げる方法
まとめ:【完全版】メダカにおすすめの餌20選!成魚・稚魚にベストな餌の選び方
成魚と稚魚に分けて、メダカにおすすめの餌を合計20選ご紹介しました。
メダカの餌を選ぶ場合は、最初に「成魚」と「稚魚」どちらに与えるか決めましょう。
メダカの体長によって最適な餌の大きさが異なるため、食べやすさに直結します。
給餌するメダカを決めたうえで、どのように飼育・成長させたいのか目的を明確にすることが大切です。
メダカの餌には、
- 栄養バランスのよいメインフード
- 産卵や繁殖
- 色揚げ
- 丈夫な体作り
- おやつや非常食
など、種類によって役割や効果が異なりますが、目的が決まれば自然と必要な餌を判断できます。
それでも迷ってしまう場合は、以下におすすめ順に餌一覧があるので参考にしてみてください。
【メダカの成魚におすすめの餌一覧】
品名 | ヒカリ メダカの餌 徳用 | スドー 特選メダカの餌 | テトラ キリミン | ヒカリ メダカの餌 産卵・繁殖用 | ジェックス メダカ元気 繁殖・成長用 プロバイオフード | メダカ色揚げ専科 成魚用 | ヒカリ メダカの舞 スーパーオレンジ | ヒカリFD ビタミンミジンコ | おとひめB2 | ミジンコウキクサ |
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外見 | ||||||||||
種類 | 人工飼料(顆粒) | 人工飼料(顆粒) | 人工飼料(フレーク) | 人工飼料(顆粒) | 人工飼料(顆粒) | 人工飼料(顆粒) | 人工飼料(顆粒) | 乾燥餌 | 人工飼料(顆粒) | 水草 |
役割 | メインフード | メインフード | メインフード | 繁殖用 | 繁殖用・メインフード | 色揚げ | 色揚げ・メインフード | 補助餌・おやつ | メインフード | おやつ・非常食 |
特徴 | 安い・入手しやすい | 栄養価が高い・幼魚も食べられる大きさ | 体作り・体色向上 | 高カロリー・安い | 健康維持・コストパフォーマンスがよい | メダカの体色向上 | メダカの体色向上 | 体作り | 栄養価が高い・コストパフォーマンスがよい | 家を空ける際に非常食になる |
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【メダカの稚魚におすすめの餌一覧】
品名 | ヒカリ メダカベビー ハイパー育成 | スドー 特選メダカの餌 稚魚用 | ヒカリ ちびっこ メダカのエサ | ヒカリ メダカの舞 ベビー | メダカ色揚げ専科 幼魚用 | コメット メダカのミジンコパウダー | ゾウリムシ | ミジンコ | ブラインシュリンプ | グリーンウォーター(クロレラ) |
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外見 | ||||||||||
種類 | 人工飼料(パウダー) | 人工飼料(パウダー) | 人工飼料(パウダー) | 人工飼料(パウダー) | 人工飼料(パウダー) | 乾燥餌(パウダー) | 生き餌 | 生き餌 | 生き餌 | 生き餌 |
役割 | メインフード | メインフード | メインフード | メインフード | 色揚げ・メインフード | 補助餌・おやつ | 成長促進 | 成長促進 | 成長促進 | 成長促進・健康維持 |
特徴 | 栄養価が高い・安い・入手しやすい | 栄養バランスがよい・餌やり容器付き | 栄養バランスがよい・入手しやすい | 栄養価が高い | メダカの体色向上 | 体作り | 体作り・生存率の向上 | 体作り | 体作り | 生存率の向上 |
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