メダカと水草

冬眠明けのメダカは低水温と餌がない状態が続いていたので、体力が落ち弱っています。

ちょっとしたことがメダカの体調を左右するシビアな時期ということもあって、世話の仕方が難しく、

「冬眠明けにメダカが死んでしまう」

「餌やり・水換えのタイミングがわからない」

など、飼育面でのお悩みが多い時期でもあります。

そこで、今回は、

  • 冬眠明けに死なせてしまうリスクが減る
  • 冬眠明けの正しい世話の仕方を理解できる
  • 春の飼育・繁殖へスムーズに移ることが可能

この3つを目標に、メダカが冬眠明けに死んでしまう原因5つと対策、そして正しい世話の仕方をご紹介します。

メダカの冬眠明けは34

メダカ

メダカが冬眠から覚める「冬眠明け」は3~4月です。

3月が多いものの、豪雪地帯だったり、寒波が厳しい年だったりすると、4月にずれ込むことも少なくありません。

水温でいうと安定して10℃を超え、メダカが表層付近を泳ぎ始めるタイミングです。重要なポイントは、「一時的に水温が上がっても冬眠明けではない」ということ。

1日水温が10℃以上に上昇してメダカが活動を始めても、次の日5℃まで落ち込めば冬眠に逆戻りです。「3月になったから冬眠明け!」というものでもなく、水温の上昇(安定)とメダカの泳ぎ方をみて判断しましょう。

メダカは冬眠明けに死んでしまうことが多い

メダカ

メダカは丈夫で環境の変化に強い魚ですが、冬眠明けに死んでしまうことがあります。

冬眠中は5℃を下回ることもある低水温のなか、餌も食べずにジッとしています。その期間が長ければ4カ月(12月~3月)続くので、やせて体力が落ちてしまっていることがほとんどです。

なんとか冬眠から覚めたとしても、本調子に戻ることなく死んでしまうことも珍しくありません

とどめの一撃になってしまう可能性があるため、この時期の世話はできるだけ環境の変化を少なくして、メダカに負担をかけないことが大切です。

メダカが冬眠明けに死んでしまう主な原因5つと対策!

メダカが冬眠明けに死んでしまうことが多いのは、体力が落ちているだけではなく、世話の仕方に問題がある場合があります。

主な原因は次の5つです。

  • 多量の水換えをする
  • たくさん餌をやる
  • 飼育容器の掃除や模様替えをする
  • メダカを別の容器や水槽に移す
  • 飼育容器を日当たりの良い場所に移動させる

一見すると、メダカにとって良いことも多いように見えますが、やり方を間違えると大きな負担になるので要注意です。

多量の水換えをする

メダカの水換え

冬眠明けに多量の水換えを行うのはとても危険です。

水質や水温が急変してショック症状(pHショック・水温ショック)を起こして死んでしまうことがあります。長い間、低水温と変化のない水質で暮らしていたので、水換えによる変化はメダカにとって非常に大きなものです。

pHショックや水温ショックについては以下の記事で詳しく解説しています。

対策

冬眠中に手入れができず、世話をしてあげたい気持ちもわかりますが、グッとこらえてメダカが調子を取り戻すまで水換えを控えましょう。

Kazuho
具体的には水温が安定して10℃を超え、餌を食べ始めるまで待ちます。日によって水温が10℃を下回ったり、メダカが浮いてこなかったりする場合は、まだ本調子とは言えません。

また、メダカが活動を始めたとしても、冬眠明け最初の水換えは飼育容器の1/5程度の水を換える程度にして水質が急変しないように注意しましょう。

飼育容器の掃除や模様替えをする

飼育容器

この時期に飼育容器の掃除や模様替えは、体力の落ちたメダカにとって良くありません。

底床を洗ったり、コケを落としたりすると、水質が変化してメダカのストレスになります。また、底床に潜んでいる病原菌が舞い上がって、病気の原因になってしまうことも考えられます。

対策

この時期は世話をしないことによる水質の悪化よりも、掃除して水質が急変する方がメダカが死んでしまうリスクは高いです。

水換えと同様、メダカが調子を取り戻すまでは控えた方が良いでしょう。また、石や流木の位置を変えたり、水草を入れたりなど、模様替えに関してはあえてこの時期にやる必要はありません。

4月になって暖かくなるタイミングにしましょう。

たくさん餌をやる

メダカの餌やり

「冬眠中餌を食べてないから、たくさんあげないと」という気持ちもわかりますが、与え過ぎるとかえって体調をくずしてしまうことがあります。

冬眠から覚めたとはいえ、水温が低くあまり餌を食べないので、食べ残しが増えて水質の悪化につながります。

それどころか、餌をたくさん食べた後に水温が下がると消化不良を起こしてしまうことも。

対策

水温が安定して10℃を超えてメダカが浮いてくるようになったら、1日1回、2~3分で食べられる量を目安に餌やりをします。

水温が低いこともあってあまりたくさん食べられないので、11回で十分です。時間帯は水温が上がりやすい午後2時頃がおすすめ。

少しだけ与えてみてメダカが食べるようであれば問題ありませんが、食べる気配がなければそれ以上餌を与えないようにしましょう。餌の種類は消化しやすいパウダータイプがおすすめです。

メダカを別の容器や水槽に移す

みゆきメダカ

別の容器や水槽に移動させることは、メダカにとって大きなストレスになります。

水合わせをしたとしても水質は少なからず変化するうえに、網ですくうことによって体表が擦れて病気につながることも。春の繁殖に向けて種類やオス・メスで飼育容器を移動させることも良くありません。

対策

メダカの移動は水温が上がり餌を食べるようになってからにしましょう。

体力が落ちた状態ではおすすめしません。どうしても移動させる必要がある場合は、水ごとすくえる網やカップを使って擦れないように移動させ、水合わせの時間を長くしましょう。

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飼育容器を日当たりの良い場所に移動させる

三色ラメメダカ

「冬眠明けで寒いだろうから」といって、飼育容器を日当たりの良い場所に移動させることは良くありません。

3月は寒暖が繰り返されて、水温の変化が激しいことがあります。そのうえ、急に日当たりの良い場所に移動させると、水温がコロコロ変わってメダカが体調をくずしてしまうことも。

また、移動中に底床やゴミが舞い上がったりするのも控えた方が良いです。

対策

飼育容器は移動させずに冬眠中と同じ場所に置いておくことをおすすめします。

無事に冬を越えられたということは、その場所は比較的水温が安定している証拠です。そのままの場所で、水温が上昇して餌を食べるようになってから、必要に応じて移動させるようにしましょう。

まとめ:メダカが冬眠明けに死ぬのは世話の仕方が問題?主な死因5つと対策

メダカ

冬眠明けは、メダカの体力が落ちきっているので、負担をかけないよう世話をする必要があります。

特に死ぬ原因になりやすい以下の5つは要注意。

  • 多量の水換えをする
  • たくさん餌をやる
  • 飼育容器の掃除や模様替えをする
  • メダカを別の容器や水槽に移す
  • 飼育容器を日当たりの良い場所に移動させる

せっかく無事に冬を越えたメダカたちです。この時期はより丁寧に接して、春の飼育や繁殖で好スタートを切りましょう。

 

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