【初心者向き】熱帯魚水槽の立ち上げ方と手順を実際の写真付きで解説!

熱帯魚水槽を初めて立ち上げる方のなかには、

  • 水槽を設置して熱帯魚を入れるまでの手順を知りたい
  • 水槽に入れる水や底砂の量など細かいことまで確認したい
  • 初めて水槽を立ち上げるから簡単な方法を教えてほしい

といったご意見が少なくありません。

「熱帯魚水槽を立ち上げて魚を泳がせる」ことは普段の生活から経験することがないので、戸惑ってしまうのも当然です。

そこで今回は、熱帯魚水槽の立ち上げ方と手順を実際の写真付きで解説します

水槽の立ち上げに失敗して、飼育用品を壊したり、熱帯魚を死なせたりすることなく熱帯魚の飼育を始められます

高橋
熱帯魚やメダカ、金魚などを20年以上飼育していて、水槽は何度も立ち上げた経験があります。実際に熱帯魚水槽を立ち上げたときの写真とともにご紹介するので、ご覧になってみてください。

【初心者向き】熱帯魚水槽の立ち上げ方と手順を実際の写真付きで解説!

熱帯魚水槽の立ち上げ方を実際の手順にそって解説していきます。

初心者の方にはイメージしにくい場面もありますが、すべての工程に実際の写真をそえています

小型水槽~60cm水槽であれば、1時間ほどで完成するので目をお通してみてください。

「熱帯魚水槽の飼育用品がまだそろっていない」という方は、こちらの記事を先にご覧ください。

水槽の置き場所を決める

水槽は、置き場所によって管理のしやすさが大きく変わります。

  • 水平で床がしっかりしている
  • 日光が差し込まない
  • 電源を確保できる

といったポイントをふまえて場所を決めると失敗しにくいです。

置き場所が不安定だと転倒につながるので、水平であることを確認するようにしましょう。

高橋
100均で販売されている水平器や無料の携帯アプリで確認できます。

また、日光が水槽に当たるとコケが生えやすかったり、水温が上昇しやすかったりするため、日差しが入り込まない場所で照明を使って管理します。

熱帯魚水槽では少なくとも、

  • ろ過フィルター
  • 照明
  • 水槽用ヒーター

この3点が必要なので、電源に近い場所を選ぶようにしましょう。延長コードでも対応できます。

45cm以上の水槽は水槽台に置く方が安全

45cm以上の水槽は重量があるので、専用の水槽台に置くことをおすすめします。

  • 45cm水槽:約40kg
  • 60cm水槽:約75kg

水槽を置く限り負荷がかかりつづけるため、丈夫な台が必要不可欠です。また、水槽台の中に飼育用品を収納できたり、水槽を上下で2台置けたりなどメリットもあります。

おすすめの水槽台と選び方は、こちらの記事をご覧ください。

≫45・60cm水槽におすすめの水槽台6選と選び方!水槽の安全を守る必需品

底砂を敷く

底砂は、洗ってから水槽に敷いていきます。

  1. バケツに半分ほど底砂を入れる
  2. 手でかき回しながら洗って汚れた水を流す
  3. 5~10回繰り返す
  4. 手やスコップで水槽に移す

洗っても濁りが完全になくなることはないので、濁りが薄れる程度で問題ありません

高橋
残った濁りやゴミは、ろ過フィルターがきれいにしてくれます。水道代を気にしない場合は、「水をあふれさせながら手でかき回す」方法が効果的です。

底砂は一度すべて水槽に入れて、後から整えていきましょう。奥側を高めにすると、奥行きが出ます。

底砂を敷く厚さの目安は次のとおりです。

  • 水草を植えない場合:2~3cm
  • 水草を植える場合:4cm程度

水草の根張りを考えると少し厚めの方が良いですが、3cm程度でも問題ありません

高橋
底砂の種類にもよりますが、45cm水槽の場合は5~7kg、60cm水槽では10kg用意すると3cm前後の厚さになります。

石や流木を設置する

石や流木を置く場合は、底砂を敷いた後に配置します。

とはいえ、水をためてからでも置き場所を変えられますし、むしろレイアウトがイメージしやすい場合もあるので、順序はどちらでもかまいません。

ろ過フィルターを設置する

ろ過フィルターの種類に合わせて、設置場所を決めます。

  • 投げ込み式フィルター:水槽の内部
  • 外掛け式フィルター:水槽の背面
  • 上部式フィルター:水槽の上部

具体的な設置方法は、製品が入っている箱に記載されているので確認しつつ進めましょう。水がない状態で電源を入れると、故障の原因になるので注意してください。

水槽用ヒーターを設置する

熱帯魚水槽は加温する必要があるので、水槽用ヒーターを設置します。

水槽の上部に設置すると、水が蒸発したときに「空焚き」になって火災につながる可能性があるので、底面に近い位置にしましょう。

位置はどこでも問題ありませんが、目立たないよう左右どちらかによせるのが一般的です。

水槽用ヒーターは、付属のキスゴムで簡単に設置できます。空焚きの危険があるので、電源は水槽に水をためてから入れるようにしてください。

水槽に水をためる

バケツで数回に分けて水槽に水を入れていきましょう。

水道から直接注水できる場合は、ホースでもかまいません。水の勢いで底砂が掘れてしまうこともありますが、後から整えられます。

高橋
注ぐときに手で水を受け止めるようにすると、勢いを弱められます。

水槽は満水にするものではないため、水位を水槽の最上部から2~3cm下に調節しましょう。水を入れ終わったら、忘れずカルキ抜きで塩素を除去しておきます。

水草を植える

熱帯魚と一緒に水草を育成したい場合は、このタイミングで植えます。

基本的には、底砂に埋まる部分(3cm前後)の葉を取り除いてから少し斜めに植えていきます。

高橋
角度を付けた方が垂直に植えるよりも抜けにくいです。

育成しやすい水草と植え方は、こちらの金魚の記事で詳しく解説しています。

≫金魚におすすめの水草9選!繁殖力が高い&食べられない種類選びが重要

ろ過フィルター・水槽用ヒーター・照明の電源を入れる

水槽に水をためてレイアウトの位置も決まったら、ろ過フィルターと水槽用ヒーター、照明の電源を入れます。

ろ過フィルターが正常に動作しているか確認しましょう。水槽用ヒーターの動作確認も必要ですが、水温が上昇するまでに時間がかかるので、水槽の設置が完了した後に引きつづき様子を見ます。

動作確認ができたら、フタをして照明を設置します。

バクテリアが定着するまで1週間待つ

すべての作業が終わったら早速、熱帯魚を入れたくなりますが、ろ過フィルターを回しつつ1週間ほど待ちましょう

立ち上げたばかりの水槽には、水をきれいにしてくれる「バクテリア」がいないため、熱帯魚が住みにくい環境だからです。

バクテリアとは
餌の食べ残しやフンから発生する有害なアンモニア・亜硝酸をほぼ無害な硝酸塩に分解してくれる細菌です。バクテリアがいない水槽は、有害物質がたまりやすく水質が不安定なので、魚に適していません。

バクテリアは1週間もすると自然に発生するので、待つ必要があります。この期間に水漏れや飼育機材の動作確認をするようにしましょう。

バクテリアについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

≫熱帯魚・メダカ水槽に必要なバクテリアとは!硝化サイクルで水がろ過される仕組み

水槽に熱帯魚を入れる

1週間経過したら、水槽に熱帯魚を入れます。

このとき、必ず「水合わせ」をするようにしてください。

水合わせとは
魚は水質や水温が急変するとショック症状を起こす危険があります。「pHショック」「水温ショック」と呼ばれますが、水合わせによって少しずつ環境に慣れさせることで安全に水槽へ放すことができます。

水合わせの手順は次のとおりです。

写真は金魚です
  1. 水槽に袋ごと魚を浮かべて水温を合わせる(30分ほど)
  2. 魚をバケツに移す
  3. ソフトチューブで水槽の水を少しずつバケツに入れる
  4. バケツの水量が倍になるまで待つ
  5. 魚を網ですくって水槽に放す

水合わせの具体的な方法と必要なものは、こちらの記事で詳しく解説しています。

≫【熱帯魚やメダカ】簡単で魚にやさしい水合わせ方法!pHショックの危険性も解説

熱帯魚の餌やりと水換えの頻度

熱帯魚の餌やり

水槽に入れたばかりの熱帯魚は、警戒して餌を食べないことがほとんどなので後日餌やりをします。

餌やりの頻度と量は「1日2回、2~3分で食べ終わる量」が目安です。あくまで目安なので、多少変わっても問題ありません。

餌やりを始めると水が汚れてくるため、「2週間~1ヶ月に1回」を目安に水換えしましょう。餌をやり過ぎたり、明らかに水が汚れていたりする場合は、その場で水換えします。

熱稚魚の餌やりについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

≫熱帯魚の餌やりは1日1回がベスト!健康的に育てられる回数と量を理由付きで紹介

まとめ:【初心者向き】熱帯魚水槽の立ち上げ方と手順を実際の写真付きで解説!

今回は、熱帯魚水槽の立ち上げ方と手順を実際の写真付きで解説しました。

熱帯魚水槽の立ち上げは大がかりに見えますが、手順がわかると意外とスムーズに進みます。急ぐ必要はありませんし、1つずつ手順を終わらせていくことで必ず完成します。

お気に入りの熱帯魚が泳ぐ姿を眺めるためにも、水槽の立ち上げに挑戦してみてください。

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