メダカ飼育では夏の高水温・酸欠が危険!死なせないための対策9選

メダカには夏の「高水温」と「酸欠」が命取りになることがあります。

とはいえ、飼い始めて間もない頃は、

  • 水温が30℃を超えても下げ方がわからない
  • 簡単にできる高水温対策ってなに?
  • 水面で口をパクパクさせて元気がない

といった問題が起きても、原因と対処法がわからないことも少なくありません。

そこで、ここでは「夏のメダカ飼育で気を付けたい高水温と酸欠の対策を9つ」ご紹介します。

対策はとても簡単ですし、ちょっとしたことで大切なメダカを死なせずに済みます。

Kazuho
水温を計測しながら実践して、効果があった方法のみご紹介しますね

夏のメダカ飼育では高水温と酸欠になりやすい

夏は気温が上がるとともに水温も上昇します

早ければ5月頃から気温が30℃を超える地域もあります。また、水温が高いと酸欠になりやすいため、夏は「高水温」と「酸欠」この2つの対策が必要です。

メダカが耐えられる水温は35℃!

はじめにメダカが耐えられ水温を確認しておきましょう。

水温の変化に強い魚なので、「5~35℃」の範囲であれば死ぬことはありません。理想は「25~28℃」です。

35℃はあくまで死なないだけで、メダカにとって厳しい温度といえます。

Kazuho
30℃を超えたら高水温対策を始めて、35℃を超えないように意識しましょう

水温を把握するためには「水温計」が必要です。100均で販売している安価なもので良いので、1つ持っておきましょう。

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夏はメダカが酸欠になりやすい

夏の高水温でメダカが酸欠になりやすいのは、水中の溶存酸素量(ようぞんさんそりょう)が減少するためです。

溶存酸素量は、水中に溶け込むことができる酸素の量で、水温が下がれば多く、一方で上がれば少なくなります。

夏は水温が上昇するので、溶存酸素量が減少してメダカが苦しい思いをすることがあります。

Kazuho
人で言えば「息苦しい」という感覚ですね。最悪の場合は、窒息死してしまいます

酸欠の症状は明確で、水面で口をパクパクさせていたら危険信号です。

水中の酸素が少なく空気中から取り込もうとして口を水面に出します。また、元気ないユラユラとした泳ぎ方も酸欠の可能性が高いです。

この症状は複数のメダカで同時に起こることが多いので、注意深く観察しましょう。

メダカ飼育で欠かせない夏の高水温対策5選!

はじめに夏の高水温対策をご紹介します。

具体的には次の5つです。

  • 飼育容器を風通しの良い場所に移す
  • 飼育容器にすだれを被せる
  • 浮き草を入れる
  • 観葉植物を置く
  • 水槽用ファンを使う

すべて実践する必要はないので、水温計で水温を確認しつつ行ってください。

飼育容器を風通しの良い場所に移す

飼育容器の周囲にものがあったり、風が抜けにくかったりする場合は、風通しの良い場所に移しましょう。

それだけで2~3℃変わることもあります。

ただし、高水温を気にして日陰に移す場合は要注意です。メダカの成長には日光が必要なので、まったく日が差し込まない場所はおすすめしません。

午前と午後で置き場所を変えて、日光に当てる方法もありますが、手間がかかります。その場合はすだれが便利です。

飼育容器にすだれを被せる

飼育容器に「すだれ」を被せて日陰を作ります。

半分は日陰、もう半分は日差しが入るように調節できるので、メダカが日光不足になることもありません。

フタより通気性があることも嬉しい点です。

浮き草を入れる

メダカと水草

「浮き草」で強い日差しを和らげることができます。

種類は葉が大きくなる「ホテイアオイ(ホテイソウ)」が最適です。

高水温対策になるだけでなく、水質浄化作用もあって産卵床にもなる優秀な水草です。

観葉植物を置く

葉の大きな観葉植物を飼育容器の周囲に置く方法も効果があります。

Kazuho
鉢植えやポットを置くだけなので、手軽に対策できます

見た目がきれいで、メダカ飼育とガーデニングの良いとこ取りです。

水槽用の冷却ファンを使う

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こちらは室内飼育の高水温対策で、「水槽用の冷却ファン」を使う方法です。

屋外飼育のように強い日差しはないものの風通しが悪いので、水温が30℃を超えることは珍しくありません。

Kazuho
窓際に置いていない限り日差しが影響することは少ないので、直接水温を下げる必要があります

水槽用の冷却ファンを使うと、水温を3~4℃程度下がることが可能です。

クーラーで室温を一定に保つ方法もありますが電気代が相当かかるので、大量の飼育容器を置いていない限り現実的ではありません。

メダカの室内飼育を始めよう!水槽の立ち上げ方と注意点をご紹介します

夏のメダカに飼育に必要な酸欠対策4選!

ここからは夏の酸欠対策をご紹介します。

  • エアレーションを使う
  • こまめに水換えをする
  • 水量を増やす
  • 水草を減らす

効果が高いものから順になっています。

すでに酸欠の症状が出ている場合は、上から行ってください。

エアレーションを使う

「エアレーション」は酸欠対策として1番効果があります。

酸欠の症状が出ていても、すぐに改善することが多いです。

  • エアーポンプ
  • ソフトチューブ
  • エアーストーン

この3つが必要ですが、大半の場合エアーポンプに同梱されています。

屋外飼育の場合は電源の確保が難しいため、乾電池式がおすすめです。

こまめに水換えをする

メダカの水換え

水換えも酸欠対策になります。

水換えの際に水面が波立ったり、空気と混ざったりして、酸素が水中に溶け込みます。

ただし、「水温を下げられて一石二鳥!」と冷たい水道水を入れるのは危険です。水温が急変してショック症状を起こす可能性があります。

普段通り水温を合わせてカルキを抜き、飼育容器の1/3程度の水を交換しましょう。

メダカ飼育で初心者がやりがちな失敗10個と対策!水換えや餌やりも注意!

水量を増やす

水が蒸発して水位が下がっている場合は、メダカが跳ね出ない程度に水量を増やしましょう。

水が増えれば、溶存酸素量も増加します。

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飼育容器を1まわり大きくする方法も良いですね

また、メダカの数が多いと酸素の消費量が増えるため、酸欠気味の場合は飼育容器を大きくしたり、2つに分けたりして11匹に行き渡る酸素の量を増やした方が安全です。

水草を減らす

メダカと水草

「酸素を出す水草を減らすの?」と思われるかもしれませんが、実は水草が原因で酸欠になることもあります。

たしかに、昼間は光合成して酸素を供給してくれる嬉しい存在です。しかし、落とし穴のようなもので、実は夜間は呼吸によって酸素を消費してしまいます。

Kazuho
あまりにも水草が多いと、「夜間のうちに酸素が減少して酸欠になってしまった」なんてことにもなりかねません

高水温が続いて酸欠が心配であれば、水草を減らすことも検討してみてください。

失敗談:水温が40℃近くなってしまった

最後に実際に起きた失敗談を1つご紹介します。

夏に高水温が続いていましたが、上記の対策で無事に飼育していました。

ある日、ゲリラ豪雨にあって「メダカの飼育容器があふれてしまう!」そう考えてフタをして様子をみました。もちろん、密閉すると酸欠になるので少しズラして空気が入るようにして。

30分程で雨があがりましたが、フタをしていることを忘れて1時間経過。慌てて見に行くと高水温で瀕死のメダカが水面でよわよわしく泳いでいました。

水温計を確認すると優に35℃を超えています。

Kazuho
フタをズラして隙間を作っていても、熱の逃げ場としては不十分。ビニールハウス状態です
氷や水を入れると水質と水温が急変してとどめの一撃になってしまうため、1.5Lペットボトルに水道水を入れ飼育容器に浮かべて少しずつ水温を下げ対処しました。

あと30分も遅ければ全滅していたことでしょう。

メダカに負担をかけて申し訳ない思いとともに、夏はちょっとしたミスが命取りになることを教えられた経験です。

【梅雨】メダカの飼育容器に雨を入れない!雨水の影響とあふれさせない対策

まとめ:メダカ飼育では夏の高水温・酸欠が危険!死なせないための対策9

今回は、夏のメダカ飼育で気を付けたい高水温と酸欠の対策をご紹介しました。

高水温対策
  • 飼育容器を風通しの良い場所に移す
  • 飼育容器にすだれを被せる
  • 浮き草を入れる
  • 観葉植物を置く
  • 水槽用ファンを使う
酸欠対策
  • エアレーションを使う
  • こまめに水換えをする
  • 水量を増やす
  • 水草を減らす

高水温対策はすべて実践する必要はないので、水温を確認しながら30℃程度になるようにしましょう。

酸欠は、すでに症状が出ている場合はエアレーションを使って、水温調整ができている水があれば水換えもします。

水量調整と水草の間引きは酸欠予防として効果的です。

大切なメダカを死なせないためにも、夏の高水温・酸欠対策を意識してみてください。

 

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