メダカをバケツで飼う方法とメリット・デメリット!ベランダ飼育にもおすすめ

メダカは簡単に飼える魚ですが、「どこまで手軽に飼育できるか」判断が難しいところです。

  • 家にあるもので飼いたい
  • ベランダや玄関など小さなスペースで飼育したい
  • 飼育用品にお金をかけたくない

など、手間や飼育スペース、費用を抑えてメダカを飼いたいと考える人は少なくありません。

結論としては、「バケツ1個」あれば飼育することが可能です。ただ、バケツ飼育にも手順がありますし、水量が少ないだけに水が汚れやすいなど注意点もあります。

そこで今回は、メリットとデメリットをふまえて、メダカをバケツで飼う方法をご紹介します

バケツ1つあれば、今すぐにでもメダカの飼育を始めることが可能です。

高橋
メダカはもちろん、金魚や熱帯魚を20年以上飼育しています。メダカはトロ舟や水槽で飼うことが多いですが、バケツでも2年以上飼育中です。実体験をもとにメダカのバケツ飼育を解説するので、ご覧になってみてください。

メダカはバケツで飼える!メリットとデメリットとは

メダカのバケツ飼育はとても手軽な方法ですが、メリットとデメリットがあります。

飼い始める前に確認しておくことで、失敗するリスクが減るので目を通してみてください。

メダカをバケツで飼うメリット

メダカをバケツで飼うメリットは次の4つです。

  • 家にバケツがあれば飼育できる
  • 費用がかからない
  • ベランダや玄関など小さなスペースで飼える
  • 水換えが簡単

水槽や飼育容器が不要なので、費用や飼育スペースを最小限に抑えられます

高橋
たとえマンションであっても、玄関やベランダで飼育できるのは嬉しい点です。

またバケツを傾けるだけで排水できるので、水換えの手間がかかりません

経済面、飼育スペース、世話の時間、どれを取っても優秀な飼育方法です。

メダカをバケツで飼うデメリット

一方で、メダカのバケツ飼育のデメリットは次のとおりです。

  • 水量が少ないためたくさんメダカを飼えない
  • 屋外飼育では1年程度がバケツの寿命

水槽やトロ舟などの飼育容器と比べて水量がないため、メダカをたくさん飼うことはできません

メダカの飼育数の目安は、飼育水1Lに対してメダカ1匹なので、10L入るバケツでは10匹程度が目安です。

また紫外線で劣化しやすいことから、日光が当たる屋外飼育では1年程度で割れることも少なくありません。

高橋
透明なプラスチックのバケツは、とくに紫外線に弱いので半年で壊れることもあります。

とはいえ、ベランダなど直射日光が当たらない場所や室内飼育であれば3年以上使えます

メダカをバケツで飼うときの手順と必要なもの

ここからは、メダカをバケツで飼う実際の手順と必要なものをご紹介します。

1. バケツ飼育で必要なものを用意する

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メダカのバケツ飼育を始める前に、次の2つを用意しましょう.

  • バケツ(10L程度)
  • カルキ抜き

バケツは家にあるもので十分ですが、洗剤を入れたものは避けたほうが良いです。メダカにとって洗剤は有害なので、死んでしまうことがあります。

バケツの大きさは10L程度がおすすめですが、少数のメダカを飼う場合は5Lでも問題ありません。

バケツの他には、水道水に含まれる有害な塩素を除去する「カルキ抜き」が必要です。1つあれば長期間使えるので用意しておきましょう。

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バケツ飼育であると便利なもの

必要ではありませんが、

  • 底砂
  • 水換え用のホースやスポイト
  • メダカを移動させる網

などもおすすめです。

底砂は水をきれいにしてくるバクテリアの住処になりますし、水換え用のホースやスポイトがあると底にたまったゴミを吸い出せます

網はメダカを移動させるときに使いますが、機会がなければ必要ありません。

メダカのバケツ飼育の底砂には「赤玉土」がおすすめで、こちらの記事で詳しく解説しています。

≫メダカ飼育におすすめの底砂と選び方 | 室内・屋外向きの種類や砂利とソイルの使い分け

2. バケツに水をためる

必要なものが準備できたら、バケツに水道水をためます。

底砂を敷きたい場合は、水道水で5~10回ほど洗ってからそのまま水をためていきます。

満水にするとメダカが飛び出してしまうことがあるので、満水の5cmほど下まで水を入れましょう

3. カルキ抜きを入れる

水を入れ終わったら、カルキ抜きを入れて塩素を除去します。

製品によって異なりますが、10Lのバケツでも数滴が目安です。

4. 水合わせしてメダカをバケツに移動させる

入手してきたメダカを「水合わせ」してから、バケツに放します。

水合わせは、水質や水温の急変によって起こす「pHショック」や「水温ショック」などの危険なショック症状を防ぐ重要な作業です。

実際の手順は次のとおりです。

  1. メダカを袋ごとバケツに30分ほど浮かべる
  2. 袋を開けて水を捨て1/3程度にする
  3. 5分おきに少しずつバケツの水を袋に入れていく
  4. 袋の水量がいっぱいになったらバケツにメダカを放す

袋ごとメダカをバケツに浮かべることで水温合わせになります。バケツの横に置くだけでもかまいません。

水温合わせが終わったら、袋を開けて軽く沈めるようにして少しずつバケツの水と混ぜていきます。

一度にたくさん入れると水質が急変してしまうため、時間をかけて行いましょう

袋の中の水がいっぱいになったら、袋の底をつかんで水ごとメダカを放します。

≫【熱帯魚やメダカ】簡単で魚にやさしい水合わせ方法!pHショックの危険性も解説

5. メダカに餌やりする

バケツに入れたばかりのメダカは緊張して餌を食べないことが多いので、翌日に餌やりをします

餌やりの目安は「1日2回、2~3分で食べ終わる量」が目安です。

ただ、水温やメダカの調子によって餌やりの方法が変わるので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

≫メダカの餌やりは1日何回がベスト?理想の回数・量と餌の与え方を解説します

6. 定期的に水換えする

バケツは水量が少なめで水が汚れやすいため、定期的な水換えが必要です。

1週間に1回、バケツの1/3程度の水量が目安です。

水換えの方法としては、水場までバケツを運んで、そのまま流してかまいません。メダカを流さないようにする、もしくは網をかまえておくと安全です。

この方法は底にたまったゴミを除去できないので、水換え用のホースで吸い出したり、網ですくったりして掃除しましょう

新しい水を入れる場合は、そのままバケツに注がず、他のバケツや容器に入れてカルキ抜きを入れてからにしてください。

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≫メダカの水換えは1ヶ月に何回がベスト?理想の水換え方法と頻度・水量を解説!

まとめ:メダカをバケツで飼う方法とメリット・デメリット!ベランダ飼育にもおすすめ

今回は、メリットとデメリットをふまえて、メダカをバケツで飼う方法をご紹介しました。

メダカのバケツ飼育は、費用と飼育スペース、掃除の手間を抑えられる手軽な方法です。

ただ、水量が少なくメダカをたくさん飼えないこと、バケツに寿命があることをふまえて飼育に挑戦するようにしましょう。

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