春のナマズの釣り方を解説!トップにこだわらず色んなルアーを使ってみよう

春はナマズにとって最も大切なイベントである”産卵”が行われる季節です。

春のナマズ釣りで意識すべきことはズバリ…!

「越冬場所となる本流筋から産卵場所となる支流や水路への遡上を目的として行動している」

これにつきます。

今回の記事では、『春』にナマズを釣るためのコツをご紹介いたします。

水温計を1つ購入することで、春のナマズ釣りはめちゃくちゃ面白くなりますよ!

 春のナマズ釣りについて

春のナマズと水温の関係を頭に入れておこう

一般的にナマズは水温10℃を下回ると活動量を減らし越冬すると言われています。

ナマズの産卵行動は水温15℃以上、特に20℃前後で盛んに行われると考えられています。

因みにナマズの卵も多くの魚類の卵と同様に積算水温によってふ化までに掛かる時間が異なります。

水温15℃で7日、20℃で4日、25℃で2日となっています。

春を345月と大別しよう

一年で最も水温が低下する3月初旬の水温と産卵真っ盛りな5月の水温では10℃以上の差があります。

ナマズ釣りのシーズンを『春』と簡単に表現してしまうと全く釣れない月が出てきてしまうので注意が必要です。

春という季節はグングン水温が上昇し、それに合わせてナマズが餌を必要とする量や行動場所が大きく変化します。

それでは3月から順を追ってみていきましょう。ナマズの気持ちになって考えることが大事ですよ!

3月はまだまだ冬を引きずっている

ジワリと水温が上がりはじめる3

雪解け等の影響がない一般的な河川では2月から3月初旬にかけて年間の最低水温を記録します。即ち、水温が低いということは代謝が低くエネルギーを殆ど消費しない状態にあります。

裏を返せば餌を食べても消化するのに時間が掛かるため、ナマズ達は捕食する必要がない状態にあるんです。

お察しの通り、3月はなかなかナマズを狙って釣るのは難しいということになります。特にトップウォーターで釣果を得ることは難しいでしょう。

3月にナマズを釣るコツ!産卵遡上のスイッチを見逃すな!

三寒四温とはよくできた言葉で3月の気温は日々上下していますが、水中はというと表層こそ気温に左右されますが、ナマズ達は泳ぐ底層ではジワリジワリと水温が上昇していきます。

そうそう!早春の水温を計る場合、表層水温だけでなく、底層水温も計測するようにしましょう。

暖かな日中の場合、平気で2度も3度も水温が違うことがあります。春のナマズを狙う場合、重要なのは底層水温です!これを間違えると色んな歯車がかみ合わなくなるので注意です。

水温が上がりはじめる3月末

水系によって多少の差がありますが概ね5~8℃前後だった水温が3月中旬から上がり始め、3月末には10℃前後まで上昇します。

越冬状態のナマズ達が産卵遡上を意識し始めるのは3月初旬から中旬にかけてジワリと水温が上向いたタイミングです。

デイゲームで本流と支流や用水路の合流点の深み(越冬場所)をスピナーベイトのスローロールで狙って見ましょう。トレーラーフックを付けることでフッキング率が向上します。

根掛かりが少ないような場所ではメタルバイブレーションのリフト&フォールも効果的です。いずれの釣り方もしっかりボトムを取るのがコツですよ!

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4月 いよいよナマズ釣りのシーズンイン

3月末から4月初旬にかけて水温が10℃を超えてくるといよいよナマズ達は産卵のために大きな移動を始めます。

まずは本流よりも水温が上がっている支流や水路を探すことから始めましょう。

堰下・排水口・水門…とにかく水が流れ込み、ナマズ達が遡上する上でゲートとなるような場所が狙い目です。

 4月のナマズは魚食性が強い

トップへの反応がやや鈍いのは、水温が低いことが第一の理由となりますが、他にもカエルや虫といった水面を泳ぐ陸由来の生物がまだ少ないことも影響しています。

この期間のナマズは主に、河川ではオイカワやカワムツ、水路ではドジョウ類を捕食していることが多いです。

そのため、ルアーは引き続きスピナーベイトが効果的になります。ドジョウ食いにもスピナベでOKです!

 早い場所では産卵が始まる

4月に入るとガンガン水温が上がり、地方によっては産卵がはじまります

水温が15℃前後まで上昇すると、いよいよナマズ釣りのシーズン開幕といって良いでしょう。デイゲームは勿論のこと、ナイトゲームでもトップウォーターへのアタックが増えてきます。

水温15℃以上になると多少の水温低下でも釣れることが多いので雨あがりの釣行がオススメです。

特に南風を伴う雨の後は、水深の浅い水路の最上流部へ一気に遡上してきます。産卵を始めるとルアーへ反応しなくなりますが、直前ならば積極的に食ってきます。

そのようなポイントとナマズの動きを知っていれば一晩で10尾以上の大釣りになることも珍しくありません。

アマガエルも同時に産卵期を迎える4月中旬はトップウォーターへの反応も上向くため是非トップで狙っていただきたいものです。

水温計を持って川に通うことで春ナマズのXデーをしっかり見極め、一年で最もナマズがスレていない数日間のタイミングを存分に楽しみましょう!

 5月 いよいよナマズ釣りのベストシーズンに入っていくが…

5月は産卵最盛期、釣り人も増えてきます

5月の平均的な水温は18~22℃になっています。これは最もナマズが産卵しやすい水温です。ここまで水温が上昇すると水温計の出番も減ってきます。

産卵真っ最中のナマズはルアーを追うことはありませんが、その水系のナマズ全部が一斉に産卵するわけでも年に一回だけでもありません。

水温10~15℃への上昇期に攻めていた堰や排水、水門周りといったゲートとなるポイントが狙い目となります。

ナマズの産卵は4月中下旬から6月初旬にかけてダラダラと続きますが、その中でナマズ達は移動を繰り返します。

そんな時、ゲートとなるようなポイントで休んだり餌を取ったりするんですね。

5月になると田植えが始まります

田んぼの代掻き水が水路に流されるとありとあらゆる生き物の活性が下がってしまいます。

いくら濁りを好むナマズとは言え、代掻きは撃沈してしまいます。

概ね2週間程度で収まりますので、この期間はナマズ釣りをお休みすることをオススメします。

釣行の際に代掻き発生を知った場合は、まず代掻きの影響を受けていない場所を探してみましょう。

土管から流れ込む小さなインレットでも水が綺麗だと好ポイントです。田んぼの排水部より上流は綺麗な水だったりもします。

どうしても代掻きの濁りから逃れられない場合は、スピナーベイトを使って岸際や川底のストラクチャーをタイトに狙いましょう。

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