飼育しているメダカを眺めていると、次のように思い浮かべることはありませんか?
- メダカだけでは水槽が寂しいから違う生き物を入れたい
- コケや餌の食べ残しを掃除してくれる生き物はいる?
- メダカと熱帯魚は一緒に飼える?
メダカは上層~表層を泳ぐ魚なので、底層付近が寂しくなることがあります。
また、ホームセンターで見たり、自分で捕まえてきたりした生き物が一緒に飼えるのかわからないこともあるでしょう。
今回は、混泳しやすい生き物の特徴をふまえて、メダカと一緒に飼える魚・エビ・貝を15種類ご紹介します。
メダカを飼いながら他の生き物の飼育も楽しめますし、相性がよいメンテナンスフィッシュ(お掃除生体)を入れることで掃除の手間が軽くなります。
種類 | ドジョウ | シマドジョウ | ホトケドジョウ | ミナミヌマエビ | ヤマトヌマエビ | レッドチェリーシュリンプ | イシマキガイ | タニシ | レッドラムズホーン | コリドラス | オトシンクルス | ネオンテトラ | アカヒレ | アフリカンランプアイ | グッピー |
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外見 | |||||||||||||||
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目次
メダカと一緒に飼える生き物の条件は「捕食しないこと」
メダカと一緒に飼える生き物の条件で一番大切なのは「メダカを食べない」ことです。
メダカは肉食魚の餌として販売されることも珍しくありません。大きさにかかわらず、肉食性の魚やエビ、生き物とは混泳できないので注意しましょう。
また飼育環境や性質がメダカと大きく異なる生き物と一緒に飼うことも難しいです。
- 低水温や強い水流を好む
- アルカリ性に大きく傾いた水質が適している
- 縄張り意識が強く気性が荒い
など一緒に飼うことでメダカに大きな負担をかける種類と混泳させるのは控えましょう。メダカと一緒に飼えない生き物は、後ほど詳しくご紹介します。
今回ご紹介する生き物は、メダカと一緒に飼える条件を満たした種類です。
メダカと一緒に飼える生き物15選!混泳しやすい魚・エビ・貝の特徴
メダカと一緒に飼える生き物を次の4つのジャンルに分けて15種類ご紹介します。
- 日本淡水魚
- エビ
- 貝
- 小型熱帯魚
実際に一緒に飼育した経験をもとにお話ししますが、生き物には個体差があります。
もしくは水草や流木を多めに入れて、隠れ家を作ると上手くいくことが多いです。
メダカと一緒に飼える日本淡水魚
メダカと一緒に飼える日本淡水魚はドジョウです。
性格が温和で、メダカの食べ残しを食べてくれることから相性は抜群。
ここでは、
- ドジョウ
- シマドジョウ
- ホトケドジョウ
この3種類のドジョウをご紹介します。
日本淡水魚でよく見かけるカワムツやタナゴ、ヨシノボリはメダカを攻撃してしまうことがあるため混泳は避けましょう。
ドジョウ
ドジョウはマドジョウとも呼ばれ、1番親しまれている種類です。
日本の身近な水辺にも生息しているので、自分で捕まえることもできます。
大きさは10cm前後。温和な性格で底層を泳ぐことから、メダカを攻撃することはありません。
食性は雑食性でメダカの餌の食べ残しを処理してくれるので、メンテナンスフィッシュ(水槽を掃除してくれる生体)としても優秀です。
水質・水温の変化に強く、メダカを屋外飼育している場合は、一緒に越冬させることもできます。5℃前後~35℃ほどの水温であれば問題ありません。
とはいえ35℃付近の日が続くと、ドジョウだけでなくメダカも消耗してしまいます。屋外飼育ならすだれ、室内飼育なら水槽用冷却ファンなどを使ったほうが安全です。
ドジョウは、自分で捕まえて飼育することもできます。
ドジョウの飼い方と捕まえ方は、こちらの記事をご覧ください。
≫ドジョウの飼い方のすべて | 失敗しない餌・水槽・混泳相手の選び方
≫ドジョウをガサガサで捕まえる!網1本で捕獲する方法とおすすめの生息場所
シマドジョウ
シマドジョウは、日本に生息している10cm前後の魚です。
名前のとおり、美しい縞模様が特徴。生態はドジョウとほぼ同じで、もちろんメダカとの相性もよいです。
ドジョウよりも目立つので、観賞性を重視した室内飼育の混泳相手としてもおすすめです。
シマドジョウは、身近な水辺で捕まえて飼うこともできます。
シマドジョウの捕まえ方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
≫シマドジョウを捕まえるために知っておきたいガサガサの方法と場所選びのコツ
ホトケドジョウ
ホトケドジョウは、5cm前後の小ぶりなドジョウです。
寸詰まりの体型をしていて、他のドジョウにはない愛くるしさがあります。メダカとの相性もよく、飼育方法も他のドジョウと同じです。
ただし、高水温に弱いため水温が25℃以上になるようなら水槽用冷却ファンが必要になります。
製品にもよりますが、ファンは3~4℃ほどしか水温を下げられないので、通常で30℃を超える場合は飼育を控えましょう。
水槽用クーラーという手もありますが高価です。
メダカと一緒に飼えるエビ
エビはメダカと一緒に飼うことができます。
メダカの食べ残しだけでなく、コケも食べてくれる嬉しい存在です。メダカ水槽のコケ掃除役として入れられることも少なくありません。
エビのなかでもメダカと相性がよい、
- ミナミヌマエビ
- ヤマトヌマエビ
- レッドチェリーシュリンプ
この3種類をご紹介します。
注意
ザリガニやテナガエビ、スジエビは肉食性が強いため、メダカを襲って食べてしまいます。混泳させないようにしましょう。
≫メダカと一緒に飼えない・混泳できない生き物6選 | 金魚と一緒に飼えないって本当?
ミナミヌマエビ
ミナミヌマエビは、メダカと一緒に飼える生き物としてよく名前があがります。
温和でメダカを襲うことはありません。
3cmほどの小さなエビですが、積極的にコケを食べてくれるのでコケ掃除役として最適です。
コケほどではありませんが、食べ残しも処理してくれます。日本にも生息していることから、5~30℃ほどの水温で飼育できます。
屋外・室内飼育問わずおすすめできる混泳相手です。
ヤマトヌマエビ
4cm前後の大きさのヤマトヌマエビは、ミナミヌマエビと並びメダカの混泳相手におすすめのエビです。
体が大きくコケ取り能力が抜群で、水槽内の景観を保ってくれます。
メダカが食べ残した餌も食べてくれる優秀なお掃除生体です。
基本的にメダカを攻撃することはありませんが、瀕死で動かないものは襲ってしまう可能性があります。とはいえ、稀なことなので心配する必要はありません。
5~30℃ほどの水温で飼育できますが高水温が少し苦手なので、30℃に近付いたら水槽用冷却ファンを使ったほうが安全です。
レッドチェリーシュリンプ
レッドチェリーシュリンプは、東南アジア原産のチェリーシュリンプの改良品種です。
3cmほどと小柄で、
- レッドチェリーシュリンプ
- イエローチェリーシュリンプ
- ブルーチェリーシュリンプ
など、見た目にも華やかな種類がいます。
水温は5~30℃、できれば30℃を超えないほうが安全に飼育できます。屋外飼育もできますが、室内のメダカ水槽に入れると観賞性が上がります。
同じような名前のレッドビーシュリンプは水質に敏感なので、おすすめしません。メダカ以上に気を遣って飼育することになります。
メダカと一緒に飼える貝
貝はメダカを襲うことがないので、メダカと一緒に飼うことができます。
コケ取り能力が高く、エビが食べにくい水槽面に生えたコケを食べてくれます。
メダカと混泳できる3種類、
- 石巻貝
- タニシ(ヒメタニシ)
- レッドラムズホーン
これらの貝をご紹介します。
石巻貝(イシマキガイ)
石巻貝は3cmほどの貝で、コケ取り・食べ残し処理役として重宝します。
ミナミヌマエビやヤマトヌマエビが食べにくい水槽面に生えたコケをこそぎ取るように食べてくれるので、掃除の手間を減らすことが可能です。
水質の変化に強く、10℃前後~30℃の水温であれば飼育できます。
ただし孵化しないまでも産卵はするため、水槽面に卵が付着してしまうことがあります。この卵は人の手で取り除かなければいけないので、たくさん入れるとかえって面倒になりかねません。
水槽の大きさにもよりますが、2~3個入れて様子をみながら必要に応じて追加しましょう。
タニシ(ヒメタニシ)
日本の田んぼや水辺にいるタニシをメダカの混泳相手として選ぶ人もいます。
アクアリウムではタニシのなかでも「ヒメタニシ」を入れることが多いです。
石巻貝と同様にコケ取り・食べ残しを処理してくれます。
さらに、濾過摂餌(ろかせつじ)といって、水と一緒に水質悪化につながる有機物を取り込んでろ過してくれる「生き物版ろ過フィルター」とも呼べる存在です。コケ取りだけでなく水質悪化対策にもなります。
ただし、メダカの成長を目的としてグリーンウォーターで飼育している場合は逆効果で、濾過摂餌によって透明な水に変わります。
稚貝を産むので、産み付けられた卵がこびり付いて困ることもありません。
水温は5~35℃の範囲であれば飼育できますし、水質悪化にも強いためメダカとの相性は非常によいです。
レッドラムズホーン
薄赤色の貝殻がきれいなレッドラムズホーンは、アクアリウムでよく目にする貝です。
5~30℃ほどの水温で飼育できることから、メダカと一緒に飼うことができます。他の貝と同様、コケや食べ残しを処理してくれるお掃除生体としても有名です。
注意点としては殖えすぎることです。簡単に殖えるため、水槽内で目立ち見栄えが悪くなることもあります。
殖えすぎたら間引く必要があります。
加温している環境であれば、アベニーパファーやバジス・バジスといった貝を食べる魚を入れる方法もありますが、メダカと相性がよくありません。
手間ですが、定期的に間引くほうがよいでしょう。きれいで観賞性が高い反面、殖えすぎには注意したい混泳相手です。
メダカと一緒に飼える小型熱帯魚
メダカと熱帯魚は、次の3つの条件がそろっていれば一緒に飼育することができます。
- 水槽用ヒーターを使う
- メダカを食べない
- 熱帯魚の飼育環境に合わせる
熱帯魚なので、水槽用ヒーターが必要です。メダカは30℃を超えても問題なく飼育できるため、熱帯魚の水温(27℃前後)に合わせましょう。
水質も同じで、熱帯魚に合った水質にすることが基本です。
メダカは厳密にいえば中性~弱アルカリ性の水質を好みますが、幅広いpHに適応できるので弱酸性~弱アルカリ性であれば問題ありません。
また肉食の魚とは一緒に飼えませんし、たとえ食べなくても大型の魚はメダカのストレスになるので避けましょう。
ここでは、メダカと一緒に飼える小型熱帯魚、
- コリドラス
- オトシンクルス
- ネオンテトラ
- アカヒレ
- アフリカンランプアイ
- グッピー
この6種類をご紹介します。
コリドラス
アクアリウムでは有名なコリドラスもメダカと一緒に飼うことができます。
種類にもよりますが、大きさは4~5cmほど。温和な性格にくわえ底層を泳ぐので、メダカとの相性は抜群です。
メダカの食べ残しを食べてくれるメンテナンスフィッシュとしても活躍します。
おすすめの種類は丈夫で飼育しやすい次の3種類です。
- コリドラス・アエネウス
- コリドラス・アエネウス(アルビノ)
- コリドラス・パレアタス
コリドラス・アエネウスは赤コリとも呼ばれ、白いアルビノ個体は白コリの愛称で親しまれています。
コリドラス・パレアタスは青コリと呼ばれる種類で、低水温にも耐性があるので、室内であれば無加温飼育できます。
オトシンクルス
オトシンクルスは5cm前後の熱帯魚で、水槽や水草に生えたコケを食べてくれるメンテナンスフィッシュとしてアクアリウムでも有名です。
泳ぐというよりも吸盤状の口を使って張り付いていることがほとんどなので、メダカと干渉することは一切ありません。性格も穏やかです。
メダカ水槽にアヌビアスなどの成長が遅い水草を入れている場合は、葉にコケが生えやすいためオトシンクルスがよい掃除役になってくれます。
オトシンクルスの飼育方法については、こちらの記事をご覧ください。
≫オトシンクルスの飼い方のすべて | 最適な飼育環境と混泳相手の選び方
ネオンテトラ
赤と青のコントラストが美しい4cm前後の熱帯魚です。
温和なうえに丈夫で飼育しやすく、メダカと一緒に飼っても問題を起こすことはありません。
中層~上層を泳ぐ魚なので、遊泳層(魚がおよぐ水深)がメダカと少し被りますが、やや下層を泳ぐこともあって争うことはないです。
ネオンテトラの飼い方は、こちらの記事で解説しています。
≫ネオンテトラの飼い方とベストな製品選び!水槽サイズ・餌・混泳相手の選び方
アカヒレ
4cmほどの温帯魚で、熱帯魚よりも涼しい地域に生息する魚です。
水質・水温の変化に強く、室内であれば無加温飼育できます。
優しい性格をしていることもあって、メダカと一緒に飼っても問題ありません。メダカよりも泳ぎが速いので、餌を食べ損ねていないか確認してあげてください。
アフリカンランプアイ
目の上部が青く光る4cm前後の熱帯魚です。
見た目がきれいで観賞魚としても、人気があります。
水質にうるさい魚ではありませんが弱酸性の水を好むため、メダカと混泳させるなら中性付近の水質に調整するほうがよいでしょう。
グッピー
アクアリウムでは有名なグッピーもメダカと一緒に飼うことができます。
大きさは4cmほどで遊泳層がメダカと被るため、餌が行き届いているか確認しましょう。
メダカもグッピーも殖えやすい魚ですがお互いの卵や稚魚を食べてしまうため、繁殖させるなら別の水槽に分けるほうが安全です。
グッピーの飼い方は、こちらの記事で解説しています。
≫グッピーの飼い方を完全解説!飼育に必要なものと餌・混泳・繁殖方法のすべて
メダカと一緒に飼えない生き物
ここまでメダカと一緒に飼える生き物をご紹介してきましたが、知らないと相性が悪い生き物を混泳させてしまうことがあります。
次の6種類はメダカを攻撃したり、食べてしまったりすることあるので注意しましょう。
- 金魚
- ザリガニ
- スジエビ
- テナガエビ
- カメ
- アカハライモリ
魚を食べるイメージのない金魚も実は雑食性なので、口に入ればメダカを食べてしまいます。
ザリガニやテナガエビと比べて大人しいイメージのスジエビも、肉食傾向が強い雑食性でメダカを捕食対象にしてしまうことは珍しくありません。
大切なメダカが食べられないためにも、混泳させる前には相性を確認しておくことが重要です。
メダカと一緒に飼えない生き物は、こちらの記事で詳しく解説しています。
≫メダカと一緒に飼えない・混泳できない生き物6選 | 金魚と一緒に飼えないって本当?
まとめ:メダカと一緒に飼える生き物15選!混泳しやすい魚・エビ・貝の特徴
今回は、混泳しやすい生き物の特徴をふまえて、メダカと一緒に飼える魚・エビ・貝を15種類ご紹介しました。
メダカは温和な性格なので、さまざまな生き物と一緒に飼うことができます。
ただし、メダカを食べてしまう肉食魚とは混泳させることができません。
また同じ水温で飼育できるものなら問題ありませんが、小型熱帯魚と混泳させる場合は水槽用ヒーターを使いましょう。
メダカと一緒に飼って楽しむことはもちろん、水槽を掃除してくれるメンテナンスフィッシュとして活躍する種類も少なくないので、新しい仲間として水槽に迎え入れてみてください。
【メダカにおすすめの生体】
種類 | ドジョウ | シマドジョウ | ホトケドジョウ | ミナミヌマエビ | ヤマトヌマエビ | レッドチェリーシュリンプ | イシマキガイ | タニシ | レッドラムズホーン | コリドラス | オトシンクルス | ネオンテトラ | アカヒレ | アフリカンランプアイ | グッピー |
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