メダカの飼育を始めて間もない初心者の頃は、一緒に飼えない生き物がわからないことも多いです。
- 金魚と一緒に飼える?
- 水槽の掃除役としてエビを入れても大丈夫?
- メダカ同士でも混泳が難しい場合があるって本当?
といった疑問を解決せずに一緒に飼うと、メダカが食べられてしまったり、ストレスを受けたりなど、飼育が上手くいかないこともあります。
今回は、メダカと一緒に飼えない・混泳できない生き物6選をご紹介します。
目次
メダカと一緒に飼えない・混泳できない生き物6選
メダカと一緒に飼えない・混泳できない生き物は次の6種類です。
- 金魚
- ザリガニ
- スジエビ
- テナガエビ
- カメ
- アカハライモリ
一緒に飼えないか検討中の方は、一度立ち止まって目を通してみてください。
後ほど、メダカと一緒に飼える生き物もご紹介します。
金魚
初心者の方が1番やってしまいがちな混泳の失敗が「金魚」です。
メダカと金魚は実は相性がよくないので、一緒に飼うことができません。
またメダカと金魚では食べる餌の大きさが違うため、両方の餌を与える必要があります。
その結果、餌の量と食べ残しが増えて、水質が悪化しやすいです。
「金魚がメダカを食べてしまう」「水質が汚れるペースが早い」この2つの理由で、メダカと金魚は一緒に飼わないほうがよいでしょう。
ちなみに金魚は水草を食べるので、メダカと一緒に水草を育成したい場合も不向きです。
メダカと金魚が一緒に飼えない理由は、こちらの記事で詳しく解説しています。
ザリガニ
捕まえてきたザリガニを一緒に飼ってしまうことがありますが、メダカを食べてしまうため混泳させることはできません。
メダカとザリガニの大きさに関係なく相性が悪いため、一緒に飼わないほうがよいです。
スジエビ
スジエビは一見、メダカと相性がよいヤマトヌマエビに似ていますが一緒に飼うのはおすすめしません。
ヤマトヌマエビと同じ雑食性ではあるものの、肉食傾向が強いのでメダカを食べてしまいます。
ザリガニと違って水槽内をよく泳ぎ回るため、メダカが襲われたり、追いかけられたりする機会は多いです。
テナガエビ
テナガエビは、スジエビよりも肉食傾向が強いです。
メダカと一緒に飼うと、長い手で器用に襲って食べてしまうため混泳できません。
一緒に飼うことはできませんが、捕まえて楽しい、食べて美味しい魅力的なエビです。
カメ
カメは水面に浮かぶ餌を食べるイメージがありますが、メダカも食べます。
雑食性なので、目の前にいる小さな魚や生き物を口に入れることは珍しくありません。
- アカミミガメ
- イシガメ
- クサガメ
といった種類のカメと一緒に飼いがちですが、混泳は避けたほうが無難です。
カメは水を汚しやすいため、水質の面でもメダカと相性がよくありません。
アカハライモリ
「捕まえたアカハライモリとメダカを一緒に飼えない?」という質問をいただくことがありますが、食べてしまうので混泳は難しいです。
食べてしまう頻度が高いわけではありませんが、メダカがかまれてケガをすることも少なくないため一緒に飼うことはできません。
メダカ同士でも品種が異なると混泳できないことも
意外かもしれませんが、実はメダカ同士でも一緒に飼わない方がよい場合があります。
- ダルマメダカ
- ヒカリメダカ
- ヒレ長メダカ
といった種類は、他のメダカと比べると泳ぎがうまくありません。
また、アルビノやスモールアイといった特徴を持つメダカは視力が弱いため、餌を見つけて食べるのに時間がかかります。
これらのメダカと他の品種を一緒に飼育すると、餌を食べそびれて成長が悪くなることがあります。健康的に成長させるなら、飼育容器を分けたほうがよいでしょう。
メダカと一緒に飼える魚・エビ・貝
メダカと一緒に飼える生き物をお探しの場合は、次の種類がおすすめです。
- ドジョウ
- シマドジョウ
- ミナミヌマエビ
- ヤマトヌマエビ
- 石巻貝
- タニシ
混泳できるだけでなく、コケを食べてくれたり、餌の食べ残しを処理してくれたりなど、お掃除生体にもなってくれます。
水槽用ヒーターで加温すると、コリドラスやオトシンクルスといった熱帯魚と一緒に飼うことも可能です。
メダカと一緒に飼える生き物は、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ:メダカと一緒に飼えない・混泳できない生き物6選 | 金魚と一緒に飼えないって本当?
メダカと一緒に飼えない・混泳できない生き物6選をご紹介しました。
- 金魚
- ザリガニ
- スジエビ
- テナガエビ
- カメ
- アカハライモリ
これらの生き物は、メダカと一緒に飼って失敗しやすい種類です。
混泳を検討中の方は、控えることをおすすめします。すでに同じ水槽で飼育している場合は、早めに隔離して別々に飼育しましょう。
初心者の方は、メダカ以外の生き物の食性がわからなくても無理はありません。
とはいえメダカが食べられたり、弱ったりすると悲しいものがあるので、ここでご紹介した生き物はメダカと分けて飼育を楽しんでください。