メダカの捕まえ方!採集しやすい場所・方法・道具をご紹介します!

水面をながめていると、野生のメダカを見かけることがあります。

間近で目にすると自分で飼ってみたくなったり、お子さんの要望だったりなど、「メダカを捕まえてみたい!」という気持ちが出てくることがあります。

ただ、いざ挑戦してみると意外と素早く逃げられるばかりで、いっこうに捕まらない、なんてことも珍しくありません。

そこで、今回は捕獲しやすい場所・方法・道具を解説しながら、メダカの捕まえ方をご紹介します!

【動画】こちらの動画は、実際のガサガサ(タモ網で魚を捕まえること)の風景です。

メダカは出てきませんが、狙う場所と方法は同じです。先に目をとおしていただくとイメージしやすいと思います。

日本に生息している野生のメダカは「クロメダカ」

クロメダカ

身近な水辺で見かけるメダカは、「クロメダカ」と呼ばれています。

厳密にいえば、生息地によって「キタノメダカ」と「ミナミメダカ」に分かれますが呼び分けることは少なく、どちらもクロメダカとして扱われます。

その名の通り、黒っぽい見た目が特徴で丈夫なうえに飼いやすいこともあって、飼育の対象としても人気

近年はメダカの飼育ブームにより色鮮やかな品種がたくさん作出されていますが、その原種にあたるのがクロメダカです

水温が下がる冬の時期はメダカが冬眠中で捕まえにくいので、4~11月がおすすめの捕獲シーズンになります

※野生のメダカは生息地の減少により個体数が減り、絶滅危惧種に指定されています(絶滅危惧Ⅱ類.環境省)。必要以上に採集せず飼育できる数だけ連れ帰るようにしましょう。

メダカの捕まえ方!タモ網でOK

タモ網
メダカを効率良く捕まえるなら「タモ網」を使いましょう。

捕まえ方は簡単です。

メダカがいたら、左手(右利きの場合)で網をかまえて、反対側からもう1本の網で追い込んでいきます。

網がなければ木の棒や足で追い込んでもかまいません。

強引に追いかけると逃げてしまうので、「網に追い込む」のがポイントです。また、ちょっとしたコツですが、あえてゆっくり追いかけて、水中にある水草や水際にある植物(ボサ)に逃げ込んだところをガサガサする方法もおすすめ。

メダカはもちろん、他の魚にも通用する捕まえ方とおすすめの網は、こちらでもご紹介しています。

 

トラップ「セルびん」は効率が悪い?

メダカを捕獲する方法として、ペットボトルやセルびんに餌を入れて誘い込むトラップもありますが、あまり効率は良くないです。

メダカは警戒心が強い魚なので、トラップを仕掛けると水草などに逃げ込みしばらく出てきません。

警戒心が解けるには時間がかかるうえに餌の匂いを察知してよってきても、水面を泳ぐメダカは底に沈められたトラップには入りにくいです。

さらに、餌を使ったトラップでは、

  • オイカワ
  • モツゴ
  • フナ

といった、他の魚の方が入りやすいためメダカが入る前にいっぱい、なんてことも。

メダカがいるのがわかっているなら、タモ網ですくった方がすぐ決着がつきます。

メダカを捕まえるなら流れがゆるやかな場所!

クロメダカ

メダカはどこにでもいるわけではなく、

  • 流れがゆるやか
  • 水深が浅い(5cmもあれば十分)

この2つがそろった場所がベストポイントです。そのあたりをふまえて、メダカを捕まえやすい場所をご紹介します!

河川

河川

河川でメダカを捕まえる場合は、岸際の流れがゆるやかな場所を狙いましょう。

強い水流を嫌う魚なので、流心(河川の中央、流れが速い場所)にいることはほとんどありません。

入り江になって流れが当たらないような場所が特におすすめです。

岸際に水草やボサがあると、生息する確率がグッと上がります。

野池

野池

メダカは野池にも生息しています。

ただし、水深があると深い所に逃げて捕まえにくいうえに危ないので、岸際が浅い野池に限りおすすめします。

水草のある場所が良いですが、ブラックバスやブルーギルがいる野池はメダカが食べられてしまっていることが多いので、場所を変えた方が良いでしょう。

水路

水路

メダカがたくさん生息している場所の1つに水路があります。

  • 田んぼが近い
  • 流れがない
  • 水草が生えている

といった特徴がある水路はメダカが住みやすいおすすめの場所です。幅が狭いと逃げ込む場所が少ないので、タモ網で挟み撃ちにすると簡単に捕まえられます。

湿地

田んぼ

水深が浅く、泥深い湿地もおすすめの場所です。

水深は5cmもあればメダカが生息できるので、「こんな場所に魚が?」といったポイントでもよく見かけます。

注意点としては靴や長靴で入ると泥だらけになってしまうため、岸際だけにする、もしくはウェーダーを用意すると良いでしょう。

メダカを捕まえるために必要な道具はこれだけ!

クロメダカ

メダカを捕まえるなら次の道具を用意しましょう。

  • タモ網
  • 長靴(ウェーダー)
  • バケツ

先ほどお話しした通りタモ網は1本でも良いですが、2本あると追い込みやすいです。

長靴があると浅い場所なら入れますし、普段履きの靴が汚れません。服を汚したくない、もしくは少し水深がある場所はウェーダーがあると便利です。

バケツがあると捕まえたメダカを入れておくことができるので、そのまま連れ帰って飼育することも可能。これらの道具はホームセンターや釣具屋でそろえることができます。

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飼育するために持って帰るならエアーポンプが必要

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飼育目的でメダカを捕まえる場合は、エアーポンプを用意しておきましょう。

移動中に水中の酸素が少なくなると、酸欠になって弱ったり、死んでしまったりすることがあります。とはいえ、メダカは酸欠に強い魚なので、1時間程度ならエアーポンプがなくても問題ありません。

ただ、エアーポンプがあると移動中も酸素を供給できるので、より元気な状態で持ち帰ることができます。

捕まえたメダカを安全に持ち帰る方法は、こちらの記事をご覧ください。

メダカにそっくりな魚「カダヤシ」に要注意!

カダヤシ オスメス

メダカを捕まえる際は「カダヤシ」に注意しましょう。

見た目も住んでいる場所もメダカとそっくりですが、カダヤシは「特定外来種」です。

特定外来種は許可なく連れ帰ったり飼育したりすると、外来生物法によって処罰される可能性があり「3年以下の懲役、または300万円以下の罰金」が科せられることがあります。

安易に持ち帰ると泣くに泣けない大変なことになりかねないので、採集する場合はよく確認するようにしましょう。

カダヤシを捕まえてしまっても、移動させずその場で逃がすだけなら罪にはなりません。

また、カダヤシ以外にも水辺には危険な生き物がいることがあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。

まとめ:メダカの捕まえ方!採集しやすい場所・方法・道具をご紹介します!

クロメダカ

メダカは流れのゆるやかな場所に生息していて、タモ網を使うと捕まえることができます。

強引に追いかけずに、網に追い込むことを意識すれば難しくないので実践してみてください。

丈夫で繁殖も簡単な魚なので、捕まえたメダカを連れ帰って飼育を楽しむこともできます。

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