海のルアー釣りのなかでも、簡単に始められるのが「ジグ単を使ったアジング」です。
仕掛けがシンプルなうえに基本的に投げて巻くだけなので、初心者の方でも気軽に楽しむことができます。
ただ、アジングどころか「釣りが初めて!」という場合は、仕掛けの作り方やタックルなど、わからないことが多いのではないでしょうか。
そこで、今回は初心者の方でもお手軽に楽しめるジグ単を使ったアジングについて詳しく解説します。
アジング歴8年の経験を元に解説するので、参考にしてみてください。
目次
アジをジグヘッド単体の仕掛けで狙うから「ジグ単」
まず初めに皆さんは「アジング」について、どのような釣り方か想像はつきますか?
アジングとはアジを専用のルアーやワームで釣ることです。
アジと言えばサビキ釣り、フカセ釣りなどエサを使って釣るイメージがあると思います。
しかし、サビキ釣りやフカセ釣りでアジを狙うとなると、エサなどの準備物がたくさんあります。ときには荷物が多すぎて準備するのが面倒になり、釣り自体を諦めてしまうことも。
ところが、アジング、特に「ジグ単」という仕掛けであれば準備物も少なく、手軽で簡単にアジを釣ることができます。
ジグ単とは、ジグヘッド(おもりが付いた針)にワームをセットする仕掛けのことです。
この仕掛けが1番シンプルかつ簡単で作りやすく、どの場所でもオールマイティに使えます。
アジングにおすすめの季節と時間帯は?
アジは年中狙えるため、ジグ単を使ったアジングも年中楽しむことができます。
しかしながら、その中でも特にいいサイズのアジが釣れる時期、数釣りが出来る時期があります!
大きめのアジを狙うなら、11月〜2月がオススメ!!
この時期は気温も冷え込むことから、魚の活性もかなり落ち着いてきます。
その中でも体の大きなアジは活発にエサを求めて回遊するため、大きいサイズのアジが釣れやすくなります。
数釣りがしたいなら6月〜10月がオススメ!!
この時期は気温も暖かいことから、どの魚の活性も高くなります。
意外と夏場の豆アジを狙うのも面白いですよ!
アジングは朝マズメと夜マズメが釣れる!
アジングの時間帯は朝マズメと呼ばれる朝の5時頃から8時頃まで、夕マズメの夕方5時ごろから深夜0時頃までがおすすめです。
場所にもよりますが、高確率で釣れます!
ジグ単を使ったアジングは身近な漁港で楽しめる!
アジングでアジを釣るために1番重要なのは「場所」です!
皆さんはいつもどのような場所でアジングをされていますか?
- 漁港
- 地磯
- 河口
といったように、いろいろな場所があります。
なかでも、おすすめしたい場所が常夜灯がある「漁港」です!
しかし常夜灯があるだけでは、中々釣果に結びつかないことも少なくありません。「周りのアジング仲間の中でも、常夜灯があるのになかなか釣れない」という話もよく聞きます。
そこで押さえておきたいのが、漁港のなかでも特に釣れるポイントを知っておくことです。ここではおすすめのポイントを3つご紹介します。
おすすめポイント1:堤防の先端
堤防の先端は船の通り道ということもあり、地形変化がとても多い場所です。
このようなポイントはアジングでは超1級ポイントになります。
実際に釣りをしていても堤防の先端でアジングをした方が、サイズ・数ともに良いものばかり釣れることが多いです。
経験上どの釣り場でも、堤防の先端はかなりの確率でアジが釣れますよ。
正直なところ、場所さえ合えばワームの色、サイズ関係なしでアジは必ず釣れます。
また、堤防の先端はどの魚においても1級ポイントで釣り人が多く、なかなかポイントに入れないことも少なくありません。
おすすめポイント2:スロープ
「こんなに浅いところにいるの?」
そう思われる方も多いかもしれませんが、スロープ周りは必ずと言っていいほど、アジの回遊ポイントになります。
そのため、こちらもかなりの確率でアジが狙えます!
おすすめポイント3:船周り
小型のアジの数釣りでしたら、船周りがとてもいいポイントになります!
ただ、数は狙えるものの型の良いアジはあまり期待できません。
また船を係留するためのロープが多いため、引っ掛けないよう注意しましょう。ロープに釣り針が残ると、漁師の方がケガをする原因になります。
ジグ単でアジングを楽しむためのおすすめタックル
ここでは、ロッド、リール、 ラインといったジグ単でアジングを楽しむために必要なタックルをご紹介します。
ロッド
6フィート程のアジング専用ロッドを使います。
アジングロッドの種類にも様々なモデルがラインナップされており、初心者の方は柔らかいタイプが投げやすく扱いやすいです。少しずつアジングに慣れてきたら、少し硬めのロッドも試してみてください。
人によってしっくりくるものが変わります。
おすすめはシマノの「ソアレS610L-S」です。
この竿は感度がよく、周りの人が釣れていない中でも自分だけが釣れるという場面を何回も経験しています。
リール
アジングでは1000番〜2500番のリールを使用することが多いです。
1000番のリールを使用していますが、2000番や2500番のリールでなくても十分大きいサイズのアジも釣れます!
おすすめはシマノ「アルテグラ」の1000番です。
自重および巻き抵抗が軽く、とても扱いやすいですよ。
ライン(糸)
私はエステルライン(ポリエステル製)をよく使用しています。
アジング用のラインにも、
- PE
- ナイロン
- フロロカーボン
- エステル
といった種類のラインがあります。
その中でもエステルラインの0.4号が一番使いやすいです。また、エステルラインを使用する際にはショックリーダー(根擦れに強い糸)と呼ばれる糸もつけて使用しています。
細いラインをメインラインにして飛距離をかせぎ、障害物や魚に擦れて傷付きやすい先端に丈夫なラインを結束する、というわけです。
ショックリーダーは、フロロカーボンの0.8号から1.2号までを釣れる魚の状況に応じて使用しています。
普段から使用しているエステルラインはGOSEN「ルミナシャイン」です。
こちらのラインはとても安価で使いやすいのでとてもおすすめです。
ショックリーダーも安価なものを使用しています。
正直なところ問題なく使えますし、釣れます!
ジグヘッドの選び方
ジグヘッドにも多数種類があります!
その中でも特におすすめはTict「アジスタ」というジグヘッドです。釣りをする場所の水深や潮の流れの速さ、アジの活性によって0.8グラムから3グラムまでを使い分けています!
基本は1グラムから初めて、少しずつに重くするといった感じですね。
ジグ単におすすめのワーム3選!
アジングのワームの種類はシャッド系(小魚に似せたタイプのワーム)やアミ系(オキアミ等のプランクトンに似せたタイプのワーム)等様々なタイプのワームがあります。
そのため、実際にどのワームを使えば良いのか迷うことも多いはずです。
そこで私がアジングで使用している実績のあるワーム3点をセレクトしました!
- ブーティシェーク 2.5インチ(マグバイト)
- ブーティーブースト3インチ(マグバイト)
- アジアダー(レインズ)
色も様々な物がありますが、全て薄い水色っぽいカラーのワームが1番釣れています。
上記3点のワームはどの場所でもかなり使えますのでおすすめです!
ジグ単で覚えておきたいアクション
ジグ単のアジングでよく使う動かし方は次の3通りです。
リフト&フォール
ワームを投げ着水してから5秒数え、それから竿をちょんちょんと上に動かしてワームを少し上に上げます。
その後またワームを沈める。この動きの繰り返しです。ほとんどはちょんちょんと上げた後の沈めてる最中にアタリがあります。
活性が低ければ数える秒数を増やしていきましょう。
ただ巻き
こちらはワームが着水して5秒ほど数えて、ゆっくりと巻いてくるという動かし方です。
活性が高ければこの動かし方で簡単に釣れます。
ちょんちょんと動かしながら巻く
着水してある程度沈めてちょんちょん、と竿を上に動かしてゆっくりリールを巻きます。
こちらの動きは慣れるまで少し難しいかもしれませんが、アジの活性が高い場合にとても効果的です!
まとめ:【初心者向け】アジングで1番簡単な釣り方はジグ単!仕掛けからタックルまで完全解説!
ジグ単を使ったアジングは初心者の方でも簡単に挑戦できる釣りです。
アジングの仕掛けでは他にもたくさんの仕掛けがありますが、ジグ単が1番シンプルでお手軽かつ釣れます。
もし、アジが釣れなくても、メバルやカサゴ、ときには高級魚であるヒラメやキジハタなど嬉しい外道が釣れることも珍しくありません。
是非とも機会を見つけて近くの漁港で遊んでみてください!