オヤニラミを捕まえる簡単な方法はガサガサ | 捕獲方法と場所選びのポイント

オヤニラミは、海水魚のような特徴的な見た目と飼育しても人によく慣れる面白い魚です。

  • 捕まえて飼育したい
  • 見たことないけど魅力的で観察してみたい
  • お子さんに見せてあげたい

といった目的で、捕まえたり、飼育したりしたい人は多いです。

今回は、オヤニラミを捕まえる簡単な方法「ガサガサ」と場所選びのポイントをご紹介します。

オヤニラミがいる場所と捕まえ方がわかるので、「見てみたい、飼育したい」という人におすすめの内容です。

Kazuho
オヤニラミは魚類調査の仕事やプライベートで捕まえています。飼育もしているので、実務経験と飼育経験をもとに、オヤニラミがいる場所、捕まえやすい方法を解説します。
【動画】こちらの動画は、実際のガサガサの風景です。
先に目をとおしていただくと、イメージしやすいと思います。

オヤニラミを捕まえる簡単な方法「ガサガサ」とおすすめの場所をご紹介

オヤニラミは、「ガサガサ」という捕まえ方が簡単で効率もよいです。

難しい技術ではなく、手に網を持って魚をすくうだけ。ただ、オヤニラミがいる場所や網に追い込むコツを知っているだけで、捕まえられる確率は格段に上がります。

オヤニラミの特徴と生態については、こちらの記事で詳しく解説しています。

≫オヤニラミの飼い方と飼育設備をご紹介!最適な水槽サイズ・餌・混泳方法とは

オヤニラミが捕まえられる場所や地域

オヤニラミを捕まえるためには、生息する場所や地域に足を運ぶことが大切です。

オヤニラミが生息する地域
  • 京都以西の本州
  • 四国北部(香川・徳島)
  • 九州北部(福岡・佐賀・長崎・大分・熊本)

これらの地域には昔からオヤニラミが生息しています。

Kazuho
昔から生息している=在来種です。

香川県と徳島県では、オヤニラミが指定希少野生動植物種に指定されているため、採集・捕獲が禁止されています。

オヤニラミを捕まえる前には、「捕獲してよい場所」を確認してから水辺に向かいましょう。

オヤニラミが国内外来種になっている地域もある

オヤニラミは本来の生息地以外で見かけることがあります。

人の手で移動されて水辺に放された結果、以下の地域で目撃例があります。

オヤニラミが国内外来種になっている地域
  • 関東地方(東京・神奈川)
  • 東海地方(愛知・岐阜)
  • 福井県
  • 和歌山県
  • 宮崎県

本来の生息地以外では国内外来種と呼ばれます。

これらの地域で捕獲することは問題ありません。しかし、捕まえた個体を別の場所に放流しないようにしましょう。その場所にいる在来種が食べられたり、縄張り争いになったりなど、悪影響を受けることがあります。

また、愛知県と滋賀県では、県の条例でオヤニラミを放流したり、飼育したりすることが禁止されています。

  • 愛知県(公表移入種:捕まえた個体を他の場所に放してはいけない)
  • 滋賀県(指定外来種:放流禁止、飼育には届け出が必要)

原則、捕まえたオヤニラミは、その場所以外で放さない方がよいです。

オヤニラミが好む生息環境

オヤニラミは、河川の中~下流域に生息しています。

緩やかな流れを好むので、傾斜があって流れも速い上流域は苦手です。一方で、下流過ぎても汽水域(海が近く塩分が混じる場所)に入ってしまうため、淡水魚のオヤニラミはいません。

Kazuho
中流域を中心に、上流側・下流側と探していくと見つかる確率が高いです。

河川でオヤニラミがいる場所

河川

河川のなかでも、オヤニラミがいる場所は限られます。

  • 水際の植物周り
  • 水草周辺
  • 石の下
  • 岩やテトラポット周辺

1番のおすすめが、水際の植物周りです。

水際の植物は「ボサ」ともいいます。オヤニラミは、物に身をよせる習性があるので、茎や根が入り組んでいるボサは格好の場所です。

オヤニラミが身を潜める場所がない砂地や泥が堆積しているだけの場所は避けましょう。

水中に生えている水草にもよく隠れています石の下に潜んでいることも少なくありませんが、持ち上げた瞬間に逃げられやすいため、効率はよくありません。

岩やテトラポット(河岸が流れで削られないために置かれた人工物)のような場所には、たくさんのオヤニラミがいます。しかし、逃げ込まれたら手の出しようがないうえに、水深が深いことが多いのでガサガサではおすすめしません。

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人が入りにくい場所は釣りで狙うと効率がよいです。

オヤニラミをガサガサで捕まえる方法

オヤニラミは、タモ網1本ですくう「ガサガサ」という方法が簡単でおすすめです。

タモ網は、ホームセンターや釣具屋で入手できます。

枠が丸型の網は、かまえて追い込むときに隙間ができやすいため、三角型を用意しましょう

河川に入るので、安価なマリンシューズがあると便利です。膝から太もも程度の水深の場所に入る際に、長靴では浸水してしまいます。

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胸のあたりまである長靴、胴長(ウェーダー)がベストですが、安くても4000~5000円はするため、「濡れたくない」「本格的なガサガサがしたい」という方にはおすすめです。

ガサガサで捕まえたオヤニラミを観察するために確保しておきたい場合は、フタ付きのバケツや観察ケースも用意しましょう。

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河川のガサガサでオヤニラミを捕まえる方法

魚捕り(ガサガサ)

オヤニラミをガサガサで捕まえる流れは次のとおりです。

  1. 岸際のボサや水草を見つける
  2. ボサや水草の下流側にタモ網をかまえる
  3. 上流側から片方の足で追い込む

オヤニラミは人が近付くと身をよせられる場所に隠れるので、ボサや水草を探します。

次に、隠れていそう場所の下流側にタモをかまえましょう。隙間かあると逃げてしまうため、タモ網が底につくようにかまえます。準備が整ったら、タモ網めがけて片方の足で追い込みましょう。

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ガサガサというと、直接魚をすくうイメージがあるかもしれませんが、実際は追い込むことがほとんどですし、その方が捕まえられる確率が高いです。

石の下のオヤニラミをガサガサで捕まえる方法

石の下にいるオヤニラミを捕まえる方法もご紹介します。

  1. 持ち上げられる大きさの石を見つける
  2. 石の下流側に片手でタモ網をかまえる
  3. もう片手で石を持ち上げて足で追い込む

石は埋まっているものよりも、少し浮いている「浮石(うきいし)」がよいです。石を持ち上げた瞬間に逃げてしまうため、素早く行いましょう。

タモ網側に逃げるよう石を持ち上げるのがコツです。とはいえ、難しいうえにボサや水草と比べると捕獲率が下がってしまいます。

ガサガサに慣れてきた頃に挑戦してみてください。

オヤニラミを捕まえやすい時期

オヤニラミは、4~11月頃が捕まえやすいです。

寒い時期でも捕まえることはできますが、河川に入るので寒さに耐えながらガサガサすることになります。春~秋の暖かい時期なら、涼みながら魚捕りを楽しむことができます。

注意点としては、気温が高い時期は水辺にマムシや毛虫といった危険な生き物もいるため、足元をよく確認するようにしてください。

魚捕りで出会う危険生物は、こちらの記事で詳しく解説しています。

≫河川の魚捕りで出会う危険生物5選!生息場所や対策もご紹介します

オヤニラミを家に持って帰る方法と注意点

オヤニラミを持って帰って飼育したい場合は、運搬用の「フタ付きバケツ」と「エアーポンプ」を用意しましょう。

オヤニラミは酸欠(水中の酸素不足で弱ってしまう症状)に強い魚ではないため、エアーポンプで酸素を送る必要があります

どこでも使える乾電池式がおすすめです。30分程度ならエアーポンプがなくても運搬できます。

また、高水温も苦手なので、車で運搬する場合はクーラーをかけて水温が28℃以上にならないようにしましょう

徒歩や交通機関で運搬するなら、コンビニなどで冷凍のペットボトル飲料を購入してオヤニラミのいる容器に入れて冷やします。

オヤニラミは飼育も魅力的

オヤニラミは、愛嬌があって人によく懐くので飼育も人気があります。

1匹の場合は、

  • 水槽(45cm
  • ろ過フィルター
  • 餌(人工飼料もしくは生き餌)

といった飼育設備で飼うことができます。人工飼料に餌付かせることも可能です。

ただ、高水温に弱いので、28℃を超える場合は水槽用冷却ファンを用意しましょう。冷却ファンというと大掛かりなイメージがありますが、水槽用の小さい扇風機です。

飼育設備をそろえるのが難しい場合は、一式そろった水槽セットもおすすめです。

オヤニラミの飼い方は、こちらの記事をご覧ください。

≫オヤニラミの飼い方と飼育設備をご紹介!最適な水槽サイズ・餌・混泳方法とは

まとめ:オヤニラミを捕まえる簡単な方法はガサガサ | 捕獲方法と場所選びのポイント

捕獲方法と場所選びのポイントをふまえて、オヤニラミをガサガサで捕まえる方法をご紹介しました。

  • 河川の中~下流域の流れが緩やかな場所
  • ボサや水草周辺
  • オヤニラミの隠れ家の下流側にタモ網をかまえて追い込む

といったポイントが特に重要です。

場所選びで困った際は、Googleマップを活用して身近な河川の中流域から狙うことをおすすめします。

オヤニラミは飼育しても面白い魚なので、水槽など飼育設備をそろえられる場合は挑戦してみてください。

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