【当て布なし】ウェーダーの簡単な修理方法を週5使いのヘビーユーザーが解説!

ウェーダー(胴長)は釣りやガサガサでとても便利ですが、

  • 買って間もないのに穴が空いてしまった
  • 当て布して修理するのが面倒
  • 修理してすぐに使いたい

といった悩みがあります。

穴が空いたウェーダーを履いて、浸水してくる感覚と修理する際の手間は本当にいやなものです。

そこで、今回は当て布を使わず簡単にできるウェーダーの修理方法をご紹介します。

自分で修理できるとウェーダーを長期間使い続けられます。

高橋
魚類の生息環境調査や釣りで週に5日以上使用することもあります。簡単で特別な修理器具が必要ない方法なので、ぜひご覧ください。

ウェーダーの簡単な修理方法!

ウェーダーを修理する手順は次のとおりです。

  1. 表面を洗って乾燥させる
  2. 内側に水を入れる
  3. 穴が空いている場所をマーキングする
  4. ウェーダーを乾かす
  5. ボンドを塗る
  6. 乾いたら完成

穴が空いている場所さえわかれば、ボンドを塗るだけなので非常に簡単です。

今回ご紹介する方法は、7,000円前後の一般的なウェーダーが対象です。

高価なネオプレン素材のウェーダーには使えないので注意してください。

表面を洗って乾燥させる

修理の準備としてウェーダーの表面を洗って砂や泥を落とします。

汚れていると接着力が落ちてしまうので、欠かさず行いましょう。

内側に水を入れる

ウェーダーの内側に水を入れて穴が空いている場所を確認します。

水を入れると非常に重くなるため、負荷に耐えられる場所につり下げましょう。肩ベルトでは伸びきってしまうので、腰ベルトをかけてつり下げる方法がおすすめです。

高橋
水を入れたときに足が地面に着く程度の高さにすると、ウェーダーが重さに耐えられずに裂けることもありません。

一気に水を入れてしまうと穴の位置がわかりにくいので、片足から少しずつ注水していきます。

穴が空いている場所をマーキングする

水がたまって穴の開いている位置までくると水が流れ出します。

色えんぴつやクーピーで円形にマーキングしましょう。色がわかれば何色でもかまいません。

少し大きめにマーキングするのがコツです。右足が終わったら左足、といった順番で進めていきます。

ウェーダーを乾かす

穴が空いている場所をすべてマーキングできたら、ウェーダーを乾かします。

濡れていると接着しにくいので、裏も表もしっかり乾燥させましょう。

ボンドを塗る

ウェーダーが乾いたら、ボンドを塗って修理していきます。

使うのは「ウルトラ多用途SUプレミアムソフト」です。ホームセンターで入手できるので、現場で急に直さないといけない場合にも便利。

高橋
固まっても柔軟性があるため、ひざ周りなど動いてはがれやすい場所にも使うことができます。

黒や白がありますが、どんなウェーダーにも合うクリアタイプがおすすめです。

マーキングした円より少し広範囲に塗ります。

厚く塗りすぎると、水に入ったときに抵抗になってはがれやすくなるので要注意です。付属のヘラを使うとうまく広げられます。

大きな穴の場合は、外側だけでなく内側も塗っておくことでより防水効果が期待できます。外側が乾いたら裏返して、内側も同じように塗ります。

乾いたら完成

塗り終えたら1~2日乾燥させましょう。

つり下げるとボンドが垂れてしまうので、平らな場所に置きます。

すね側と太もも側の両方に穴が空いている場合は置きづらいため、片方塗って1時間ほど待って、垂れないことを確認してからもう一方を塗ります。

時間があれば再度穴あきチェック

一通り修理できたら、もう一度水を入れて穴が空いていないか確認することをおすすめします。

軽いウェーディングやガサガサであれば問題ありませんが、遠征や高頻度で使う場合はなかなか修理する暇がありません。

手間ではありますが、穴がふさがっていれば乾かすだけなので念のために確認しておくと安心です。

現場でウェーダーに穴が空いたときの修理方法

魚捕り(ガサガサ)

「釣りをしていてウェーダーに穴が空いてしまった」

「翌日には使いたい」

といった場合の修理方法をご紹介します。

急いで修理したいときに試してみてください。

※応急処置に近いので、少し荒っぽい部分もあります。

穴を目視で確認する

水を入れて確認する方法が一番確実ですが、時間がないときは目視で確認します。

もちろん、水を使える場所があればその方法でも問題ありません。

「目視?そんなの無理!」そう思われるかもしれませんが、

  • 水が入ってきたのは右足か左足か
  • どのぐらいまで入水したら浸水したか
  • 水が入ってくる勢い
  • 脱いだときのズボンの濡れている位置

この4点を意識していれば、高確率で発見することが可能です。

穴がわかったらマーキングします。

ドライヤーを使って乾かす

穴が発見できたらドライヤーで乾燥させます。

高橋
あまり近付けすぎると熱で変形してしまうので、遠くからゆっくり乾かしましょう。
水を入れて穴を確認した場合は、ウェーダーを裏返しにしてつるすと短時間で乾きます。乾燥できたら元に戻して外側をドライヤーで乾かしましょう。

ボンドを塗って乾燥したら砂を付ける

1晩経過したら、ほぼ乾いているものの表面には粘着性が残っています。

そのままだと引っ付いてしまうため、地面の砂をつけて粘着性をなくします。目に見えない程度の砂なので、目立つこともありません。

あとは、移動中や休憩中にこまめに干して乾かします。

ウェーダーに穴を空けないことが大切

ウェーダーは使用していると必ず穴が空くものです。

早いときは買ったその日に浸水することも珍しくありません。

しかし、穴が空きやすい場所やタイミングを注意して歩くだけで、リスクを避けることができます。

具体的には、

  • イバラが生えている(トゲが刺さる)
  • 草刈り後の草地(草の茎が鋭利になっている)
  • カキガラが付着した岩場やテトラ

といった場所はできるだけ避ける、もしくはゆっくり歩くだけで結果が大きく変わります。

また、段差を飛び越えるときにも空きやすいので、周囲を確認してから登ったり下りたりしましょう。

まとめ:【当て布なし】ウェーダーの簡単な修理方法を週5使いのヘビーユーザーが解説!

魚捕り(ガサガサ)

今回は当て布を使わず簡単にできるウェーダーの修理方法をご紹介しました。

短時間で修理できるうえに簡単なので、実践してみてください。

また、最後にご紹介した「穴を空けないこと」を意識して使うだけで修理しなくて済んだり、生地へのダメージを減らして長期間使えたりします。

穴が空きやすいウェーダーですが、修理しながらうまく付き合っていきましょう。

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