
真冬と言えども魚釣りに出かけたくなりますよね。
管理釣り場やメバルが冬の釣りの王道ですが、今回ご紹介するのは”温排水”の釣りです。
工業廃水や浄化水、温泉などによって年中暖かな水が排水される場所では真冬でも色んな魚を狙うことができるんです!
温排水へナマズやニゴイ、バスやライギョを釣りに出かけてみましょう!
目次
真冬でも釣れると噂の岐阜県の温排水釣り場”新荒田川”とは
岐阜県の温排水釣り場”新荒田川”
新荒田川は岐阜や愛知県民の間で温排水が出ている川として地味に有名です。
全体的に水深が浅く、高さ2m程度の護岸で囲まれているためサイトフィッシングが楽しめるフィールドです。
フラットな河川ですが所々に水草が生えていたり、自転車やバイク等の人工物(ゴミ)が捨ててあったり、橋が多かったりと魚の付き場もしっかりある川です。
新荒田川の場所
長良川に流れ込む新荒田川は、岐阜市を流れる都市型河川です。
最寄りの駅はJR岐阜駅や名鉄加納駅/茶所駅/岐南駅が挙げられます。
荒田川の温排水を位置を探してみた
ココが温排水だ!という確信部を特定することはできませんでしたが、JR東海道本線の高架付近にインレットが確認できます。
これがが温排水のようにも思えるのですが、魚はずっと下流の国道21号線のあたりまで散見的に確認できましたので、温排水のポイントは一か所だけではないのかもしれません。
真冬に温排水が流れる荒田川に実釣してみました
気温4℃の寒い日に荒田川へ実釣
やっぱり、真冬でも釣りに出かけたくなっちゃうんですよね!
毎週、管理釣り場へ行くだけの金銭的な余裕も無いし…ってことで、温排水の流れる新荒田川へ釣行してきました。
温排水のポイントと言えば、人の多さと魚が異常にスレていることが心配ですよね…。前者については大丈夫です!
新荒田川はフナとコイがめっちゃいる川
新荒田川で一番目につく魚はコイとフナでしょう。
特にフナは大群で泳いでいます。フナやコイを敢えてワームで狙うサイトフィッシングも面白いのですが、少々マニアックな釣りですので、またの機会に紹介しますね。
オイカワと思われるベイトも沢山いるぞ!

さて、肉食魚を狙う上で重要なのは餌となるベイトフィッシュの存在ですよね。
新荒田川ではオイカワらしき小魚が泳ぐ姿を見ることができます。
真冬でも水温が高いため、大小問わず魚達はよく動いています。
スレた荒田川のナマズをガルプを使って攻略
川底に鎮座するナマズを発見
水深が浅く、比較的クリアな新荒田川では、偏向グラスを掛けておけば魚を見つけることは難しくありません。
今回の釣行時も多くのナマズを見つけることができました。
バイクに頭を突っ込んでお尻丸出しのナマズから、堂々とオープンウォーターに出ているナマズまで様々です。
真冬の新荒田川のナマズはトップに無反応…
釣り人こそ少ない新荒田川ですが、水深が浅いことも相まって魚にかかるプレッシャーは大きいようです。
いくら温排水の恩恵を受けているとは言え、真冬のデイゲームでトップに反応させることが難しいですね。
ガルプを使って新荒田川のナマズを攻略
冬の新荒田川のナマズを攻略する上で欠かせないのがガルプ素材のワームです。
匂いと味が強烈なガルプは淡水魚にも大変効果的なんですね!
ジグヘッドやテキサスなどでナマズの前でアクションさせると襲い掛かってきますよ!
新荒田川で一番面白い魚はニゴイだ!
ニゴイの姿がちらほら見えたので狙ってみた
新荒田川で狙って一番面白い魚はニゴイですね!
ナマズのように簡単に口を使ってくれない所が釣り人の探求心を擽ってくれます。
新荒田川でニゴイを狙う場合は、軽めのジグヘッドを使って川底を転がすように流すと良いですよ!
ガルプを使うと素直に反応してくれた
ニゴイは時にトップウォータープラグやビックベイトにバイトするくらいアグレッシブな魚です。
ルアーでニゴイを狙う場合は底をはむような行動をしている個体が狙い目です。
ニゴイは少なからず流れがある場所の方が騙しやすく、上流からフラフラと流れてくるものにちょっかいを出す傾向にあります。
荒田川のバス釣りは…かなり難しいぞ
肝心なバスの姿がなかなか見えない
新荒田川にもバスは生息していますが、数は決して多くはありません。
20cm前後の子バスのスクール(群れ)をたまーに見るレベルで、バス狙いで訪れるとガッカリします。
新荒田川でバスは釣れないことはありませんが、5回に一回くらいの釣獲率ですね…。
新荒田川で40upのバスを発見するも…
今回は1日歩き、下流の橋脚についた40upのバスをサイトで見つけることができましたがルアーに反応させることすらできませんでした。
新荒田川のバスは相当スレていると思って間違いないでしょう。
新荒田川では冬のライギョ釣りが成立する?!
別日にはライギョを狙って釣行してみました
そうそう。新荒田川にはライギョも生息しています。
数こそ多くはありませんが、バスよりは釣れる確率が高いですね。
ライギョを狙う場合は、タックルを強めに設定しましょう。
ナマズと同様に冬のライギョはトップには反応しにくいので、ラバージグやテキサスリグが良いでしょう。
半日歩き回って6匹のライギョを見ることができました
冬の新荒田川を歩いて見つけられたライギョは6尾でした。
真冬のシンキングフロッグパターンもシュールですがなかなか楽しいですよw!
新荒田川は意外と楽しいフィールドで毎年行きたくなる
新荒田川の温排水の存在を知って以来、なんやかんやで毎年遊びに行っています。
色んな魚種を一度に狙えるのが新荒田川の最大の特徴ですね!
皆さんも真冬の激熱サイトフィッシングを体験しに新荒田川を訪れてみてはいかがでしょうか。