ダイワのモアザンから発売されているモンスターウェイク156Fは、コノシロやボラといった大型のベイトフィッシュを捕食するシーバスや青物をターゲットにするビックミノーです。
近年では”ウエイクベイト”や”表層引き波系ルアー”と呼ばれることもあるように、水面に波を立てながらゆっくり泳ぎます。
パンッ!!と乾いた捕食音と共にロッドがググッ!っと強烈に引き込まれる…。
秋冬の最高にエキサイティングなシーバス釣りに欠かせないウェイクベイト”モンスターウェイク156F”の良い所とちょっと気になる所を正直にご紹介します!
目次
モンスターウエイク156Fの最大の利点は安定した釣果
モアザン・モンスターウェイク156Fについて
ウェイクベイトとは、水面にユラユラと波紋を立てながらゆっくりリトリーブさせることのできるルアーです。
そんなウェイクベイトの中でも最大級の大きさを誇るのがダイワ・モアザンからリリースされているモンスターウェイク156Fです。
モンスターウェイク156Fは秋冬のコノシロパターンで大活躍
シーバスが捕食するベイトフィッシュの大きさが大きくなる秋から冬にかけて、マッチ・ザ・ベイトの観点から欠かすことのできないのが15cm以上のビックミノーです。
大きな存在感で大量にいるベイトの中でも確実にアピールしてくれる。そんなモンスターウェイクは秋冬シーズンに結果を出してくれるルアーです。
モンスターウェイク156Fのターゲットはランカーだけじゃない!
ビックミノー=ランカーシーバスといった印象をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、ウェイクベイトというジャンルでは、この方程式は当てはまりません。
モンスターウェイク156Fを始め、15cm前後のウェイクベイトはランカーは勿論、50cm前後のアベレージより少し小さいサイズのシーバスまで問題なくバイトしてきます。
この手の大型ルアーをランカーを狙ってる人達専用のルアーと思っていた方は、是非この機会に1個買って使ってみて下さい!
安心して使えるビックミノー”モンスターウェイク156F”
僕が初めてウェイクベイトのビックミノーとして使いこなせてるなと感じたのは”モンスターウェイク156F”でした。
基本アクションは水面に引き波を立てながらゆっくり巻くだけ。
本当に使い方が簡単で、よく釣れるルアーです。
数が釣れてくれることで、リトリーブスピードや流し方などシーバス釣りの基本が身につく速度もアップします。
ロッドのポジションを下げながらリトリーブ速度を上げることで水面下を泳がすこともできます。トップに出きれない微妙なコンディションでも結果を出してくれます。
モンスターウェイク156Fは安い!…でも注意!
他のビックミノーよりモンスターウェイク156Fは安い
余裕で2500円を超えるような価格が一般化しつつあるシーバス用ルアーの中で、モンスターウェイクのメーカー希望小売価格は2150円と比較的安く設定されています。
助かりますねー!でも、手放しでは喜べないんです…。
フックの交換をオススメします
モンスターウェイク156Fに搭載されているフックはオーナ社のST-46#3になります。
これは、賛否両論あろうかと思いますが、個人的見解としてPEラインを使用してシーバスを狙う場合は、がまかつ社の『トレブル RB MH(ミディアムヘビー)#3』に変更した方が良いです。
特に、フッキング率の悪いシーバスのトップゲームはフックの差が大きく出ます。本当に大きく出ますよ!
つまり、モンスターウェイク156Fはルアー自体は安いのですが、フックがシーバス釣りに適していないため、結局800円近くするフックを購入する必要があるので他社と同じくらいの金額が掛かってしまいます。
モンスターウェイク156Fはバイトがあっても乗らない…そんなお悩みを抱えていらっしゃる方は是非、フックを変えてみて下さい。
モンスターウェイク156Fは飛ばないルアー
マグロック & Vオシレート機構
モンスターウェイク156Fの内部には2カ所に可動式のウェイトが入っていて、キャスト時には後方へ、アクション時には前方へ移動します。
マグネットやタングステンなど、色んな素材が採用されていて…まぁー今となっては普通となった重心移動の進化版とでも表現しておきましょう。
モンスターウェイク156Fに飛距離を求めるな!
カッ飛びそうな要素が沢山あるのですが、実釣でまず感じた印象として他社のウェイクベイトより飛距離、飛行姿勢ともに劣ります。
特に、メガバス・カゲロウ155Fとの飛距離の差は大きいですね。
個人的感想ですがカゲロウ155Fよりも10%ダウンと考えて良いでしょう。
モンスターウェイク156Fの飛距離は僕のキャストで50m前後がアベレージです。
飛行中に滑空するように伸びるカゲロウ155Fに対し、モンスターウェイク156Fは失速してしまいます。
モンスターウェイク156Fを購入する際は飛距離を求めない方が良いでしょう。
バイトを誘発させるアクションやフッキング率の向上のために、飛行姿勢を犠牲にしたんだろうなーと感じさせられるルアーです。何事もトレードオフと言うことです。
でもやっぱり釣れる…それがモンスターウェイク156F
飛ばないケド釣れるから使ってしまう
飛距離が出ないことは、シーバスアングラーにとって大きなストレスになりますよね。
でも、モンスターウェイク156Fは射程距離内であればしっかり仕事をしてくれます。
フッキング率の高さや誰が投げて巻いても水面で釣れる引き波を作ってくれる。この安定感のある仕事っぷりが多くのアングラーに支持される理由でしょう。
冷静に考えたら、飛んで釣れないより、飛ばずに釣れた方が良いですもんね!
※カゲロウ155Fも良く釣れるウェイクベイトですよ!
フッキング率を上げる簡単なチューニングなどコチラの記事で詳しく紹介しています!
モンスターウェイク156Fはラトル音がうるさいから釣れる
そうそう!モンスターウェイク156Fらしいところを1つ紹介していませんでした。
モンスターウェイク156Fはゆっくりリトリーブしてもしっかりとラトル音が鳴ります。
ウェイクベイトに慣れていない方は少々うるさく感じるかもしれませんが、この音が大事なんです!
コノシロを狙っている時のシーバスには、波動や波だけではなく音も使ってアピールしないとなかなかルアーを見つけてもらえないんですね。
カラーはあまり気にしなくてもOK
店頭にカラーを選べる程、豊富に在庫があれば良いのですが、秋冬のシーズンとなると品切れ続出になりがちです。
トップウォータープラグは、他のルアーに比べてカラーの重要性は少し下がります。
まずは好みの色を選べばOK!僕はシルバー系の光るカラーかチャート系が好きで使っています。
モンスターウェイク156Fの基本情報
最後にモンスターウェイク156Fの詳細スペックについてご紹介いたします。
- 長さ:156mm
- 重さ:40g
- タイプ:フローティング
- フック:ST46#3×3本
- レンジ:0 - 約50cm
- メーカー希望小売価格:2150円
モンスターウェイク156Fはフックさえ交換すれば本当によく釣れるルアーだと思います。
少々飛距離に難ありですが、それを補って余りある実力を是非、体感してみてください!