【完全版】エギングに必要なものとタックルのすべて!ロッド・リール・エギの選び方

だれでも手軽にできることから、全国的に人気がある「エギング」。

最近では友達同士や家族連れ、カップルでエギングをしている人を多く見かけます。とはいえ、いざ始めるとなれば、

  • ロッドの硬さや長さは?
  • リールはどんなものがいいの?
  • エギのカラーや号数は?

といった疑問が出てくるでしょう。

そこで、今回はエギング歴17年の私がこれからエギングを始める方に向けて、エギングに必要なものとタックル一式どんなものがいいのか詳しく解説いたします

田口竜也
今回の内容を参考にしていただければ、エギング道具の選び方がわかります。必要なものが判断できるようになるため、無駄な買い物もせずに済みます。

エギングに必要なものとタックルのすべて!ロッド・リール・エギの選び方

エギングは手軽にできるとはいえ、実はとても奥が深い釣りです。

  • ロッドの長さや硬さ
  • エギングに適したリール
  • エギの大きさやカラー

など、自分の釣りスタイルに合う道具を使うことで、釣りの幅が広がり良い釣果が望めるようになります。

これからエギングタックルについて、詳しく解説いたします。

ロッド

ロッド選びの際に悩むのが長さや硬さでしょう。

エギングロッドの長さは、基本的に7~9フィートです。長いほど遠投性は高くなりますが、自重も重たくなるデメリットがあります。

硬さはライトからミディアムヘビーまでラインナップされています。

柔いロッドは軽くてアタリが取りやすいです。一方で、硬いロッドはエギにアクションをつけやすく、パワーがあるのが特徴です。

ロッド選びで重視していただきたい性能は、次の3つです。

  • 軽さ
  • 操作性
  • 遠投性

1本だけ選ぶのであれば、適度な長さとしなやかさがある8フィートクラスのミディアムライトが初心者の方にはいいでしょう。             

おすすめのロッド:シマノ セフィアCI48フィート6インチ ミディアムライト

遠投性と操作性があり、ベテランの方も多く愛用しています。

自重91gと軽量で扱いやすく適合エギが1.8号~3.8号なので、オールシーズンお使いいただけます。

リール

エギングでは、

  • 投げる
  • シャクル
  • ラインを巻く
  • ラインを出す

といった操作を頻繫に行います。

リールはすぐにハンドルを握ることができるダブルハンドルがおすすめです。2500番~3000番のコンパクトで軽いものがよいでしょう。

フルキャストして沖で大型イカがヒットした場合、100mほど走られる場合があるので糸巻量やギア比も重要になります。

まず、糸巻量ですがPEライン0.8号を150m巻ければ十分でしょう。

次にギア比です。ギア比5.5以下のノーマルギア、ギア比5.6以上のハイギアがあり、どちらもメリット・デメリットがありますので簡単に解説します。

ノーマルギアの特徴

パワーがあるのが最大のメリットです。

潮が速い釣り場や大型イカ狙いで活躍します。ハンドル一回転で巻き取れるラインの量が少ないので、糸ふけを取る際は巻く動作が多くなるデメリットがあります。

ハイギアの特徴

ハンドル一回転で巻き取れるラインの量が多く手返し良く釣りができます。

シャクった後、糸ふけをすぐに取ることができるメリットもあります。デメリットはノーマルギアと比べてハンドルの巻き抵抗があることです。

田口竜也
初心者の方は巻き抵抗が少なくパワーがあるノーマルギアから試すのがいいでしょう

おすすめリール:ダイワ エメラルダス MX 2508P

自重200gと軽量でエギング専用リールのためエギングに求められる性能は十分です。

マグシールド搭載なので、防水性能も抜群です。

メインライン

エギングをするうえで扱いやすいラインと号数をこれから解説します。

メインラインは、ナイロンラインかPEラインを使用します。

エギングでは遠投性、操作性が求められるためPEラインが主流です

PEラインは細くて強度があり伸びがないため、エギを軽い力でアクションすることができます。

号数は0.6号がいいでしょう。PEラインの欠点であるライントラブルが少なく、初心者の方も扱いやすい号数です。

おすすめのPEライン:デュエル ハードコア X8 0.6

安価なうえ、ライントラブルも少なく扱いやすいラインです。

10mごとに5色の色分けがされており、アタリやフォール(沈む)スピードが分かりやすい特徴があります。8本編みで強度も十分です。

リーダー

PEラインを使用するうえで必要なのがリーダーです。

PEラインは先ほど説明したとおり伸縮性がないため、シャクリの際や根ズレ、イカの急な突っ込みで大きな負担がかかり切れることがあります。

そこでリーダーと呼ばれるフロロカーボンラインをPEラインと直結することでクッションとなり、PEラインへの負担を軽減してくれます。

おすすめのリーダー:ダイワ エメラルダス エギリーダーエクストリームⅡ 2

結束強度があることはもちろん、しなやかで糸クセがなくおすすめです。

エギ

エギ選びは、初心者からベテランまでとても悩むポイントです。

海の状況や天気、季節によって号数やカラー選びはとても重要になります。これからエギの号数、カラーの選び方、エギスナップの重要性について解説します。

号数

エギの号数は2.5号~4号が主流となっています。

2.5号

イカのサイズが小さい秋や食いが渋い状況で活躍します。

ボディーが小さいため小型のイカも怖がらずアタックしてきます。

田口竜也
秋の数釣りシーズンではメインの号数になるでしょう。

また、食いが渋い状況ではイカが小さなエサを求めることが多いので、そのような状況で投げてみるといいです。

3号

イカの大好物である小アジと同等サイズで、オールシーズン出番があります。

メインの号数として使うエギンガーも多く、必ず持っておきたい大きさです。

3.5号

3.5号のエギも人気がある号数です。

最近ではオールシーズン3.5号のエギを使うエギンガーも増えてきており、

  • シャロータイプ
  • ノーマルタイプ
  • ディープタイプ

この3種類をそろえておくことをおすすめします。

浅場メインの春~夏はシャロータイプ、手返しが求められる秋はノーマルタイプ、冬の深場メインや潮の流れが速い釣り場ではディープタイプのエギを選択すると効果的です。
4号

ボディーが大きく大型イカ狙いに欠かせません。

アピール力があってイカが遠くからでも見つけやすいため、集魚力があります。春の大型狙いで活躍するので、シャロータイプを1本持っておくことをおすすめします。

カラー

エギで最も悩むのがカラー選びです。

エギは背中のカラーと下地(テープ)のカラーの2種類があります。さまざまなな状況を想定して背中のカラー、下地(テープ)のカラーを組み合わせを考える必要があります。

背中のカラー

青、緑、黄

日中の海水がクリアな時に効果があります。

とても目立つので、離れているイカへのアピール力があります。

ピンク、オレンジ

どんな状況にも適している人気のカラーです。

朝マズメや夕マズメ、曇り・濁りがある時に最も効果的です。

赤、紫

アオリイカから黒く見えると言われる赤や紫。

アピール力こそないものの、濁りが強い状況では黒くシルエットがハッキリします。

田口竜也
エギの近くにイカがいればすぐに興味を持って寄ってきます。

曇り時やナイトエギングに効果的です。

下地(テープ)のカラー

夜光

ボディーが光るため夜釣りや深場狙い、濁りがある時に効果的です。

曇りや雨の時も絶大な効果を発揮します。

金テープ

朝マズメや夕マズメ、太陽が雲で隠れている日中のエギングで効果を発揮します。

ナイトエギング時の常夜灯がある釣り場では、下地の金テープが光に反射してイカにアピールします。

赤テープ

曇り時やナイトエギング、深場狙いでは欠かせないカラーです。

エギのシルエットがはっきり出ます。濁りが強い時も効果的です。

ケイムラ

紫外線による発光効果があり、日中のエギングで大活躍します。

日差しが強いほどケイムラの威力を発揮してアピール力抜群です。

田口竜也
日中の快晴時は、メインの下地カラーとしてお使いいただくことをおすすめします。

おすすめのエギ:ヤマシタ エギ王Kシリーズ

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豊富なカラーラインナップと沈下速度のバリエーションがたくさんあるので、好みのエギが見つかること間違いないでしょう。

特に「エギ王Kスーパーシャロー」は沈下速度が約8.0/Mととてもゆっくり沈むので春の大型狙いに最適です。

エギスナップの重要性

スナップを使用することにより、エギの交換が瞬時にできます

毎回エギ交換時にリーダーを切らなくていいので、すぐにリーダーが短くなることもありません。

田口竜也
エギのローテーションを頻繫に行うエギングでは欠かせないアイテムです。
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ダイワ(DAIWA)
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エギングにあると便利なもの

エギングにあると便利なものをご紹介します。

タモ網・ギャフ

500g前後のイカから重さによる身切れ(足が切れる)で外れることがあるため、取り込む際はタモ網やギャフが必要になります。

タモ、ギャフ共にメリット・デメリットがあるので簡単に解説します。

タモ網

メリット

初心者の方も扱いやすくイカを傷つけずに取り込めます。

釣り道具が風で飛ばされた時も役に立ちます。

デメリット

取り込みの際にイカが警戒して暴れることがあります。

また、網が大きいため携帯性は劣ります。

ギャフ

メリット

携帯性に優れ、移動が多いエギングでは便利です。

小型のギャフもあり、腰に掛けるなどして移動できるため全く邪魔になりません。

デメリット

ギャフでの取り込みは慣れが必要です。

ギャフ掛けを失敗した際、エギには返しがないためバラしてしまうリスクがあります。また、イカを傷つけてしまうことやエギング以外には使えないことがデメリットです。

偏光グラス

海面の反射を抑える効果があり、海の中をクリアに見ることができます

特にサイトフィッシング(見えイカ釣り)で偏光グラスは欠かせません。

田口竜也
エギングではベイトの種類やイカがエギについてきているかなど、情報を得ることで釣果に影響します。

偏光グラスは安価なものでも十分ですので、使用することをおすすめします。

ライフジャケット

エギングだけでなく釣りはライフジャケットが必需品です。

腰巻きタイプ、ベストタイプがあり好みで選ぶといいでしょう。それぞれ特徴を解説します。

腰巻きタイプ

身軽で移動がしやすいのが最大のメリットです。

落水時、手動でヒモを引っ張って膨らませるタイプと自動で膨らむタイプがあります。

ベストタイプ

収納ポケットがあり、手荷物を最小限に抑えることができるメリットがあります。

最近は軽くて動きやすいベストがたくさんあります。

クーラーボックス

持ち運び便利な小型のクーラーボックスで十分です。

ロッドスタンドが付いているクーラーボックスもありエギングにおすすめです。

ヘッドライト

ナイトエギングや朝の薄暗い時間では、ヘッドライトが必要です。

特に明るいLEDヘッドライトがいいでしょう。電池式と充電式があり、スマホ用充電器で充電可能な充電式LEDヘッドライトがおすすめです。

≫ヘッドライト「H14R.2」をレビュー!釣りや仕事で5年使い倒して感じたメリットとデメリット

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ハサミ

PEラインを使用するので、PEラインも簡単に切れるハサミが必要です。

フカセ釣りでよく使われるラインカッターは、ピンオンリールと組み合わせることでバッグやライフジャケットに装着でき便利です。

切れ味も抜群で、携帯性に優れておりおすすめです。

ピンオンリール

ラインカッターと組み合わせて、バッグやライフジャケットに装着します。

ハサミをポケットやバッグから取り出す必要なく、すぐに使用できる便利なアイテムです。

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エギング仕掛けの作り方

  1. ロッドにPEラインを通す
  2. PEラインと1mほどのリーダーを結束する
  3. リーダーにスナップを結ぶ
  4. エギをスナップに付けたら完成

仕掛け作りのポイントは、PEラインとリーダーの結束とリーダーとスナップの結び方です。

難しく思う方もいますが、直結もスナップの結び方も簡単な「電車結び」で問題ありません。

田口竜也
17年間の釣りでは、リーダーの結束もスナップも電車結びで3キロクラスも釣っています。ベテランエギンガーも電車結びの方は多いので、強度は十分といえます。

他の結束も覚えたい方は、「FGノット」をおすすめします。難しい結び方ですが、ルアーマンに人気で強度抜群です。

まとめ:【完全版】エギングに必要なものとタックルのすべて!ロッド・リール・エギの選び方

今回ご紹介してきた道具をそろえれば、エギンガーの仲間入りです。

始めは安価な道具で十分です。慣れてきたら好みに合ったタックルを購入するといいでしょう。

ロッドの長さや硬さ、リールの種類は釣りスタイルによって変わりますので、まずはどんなスタイルで行くのか探しながらエギングをしてみてください。

よき相棒となる釣り道具と出会っていただければ幸いです。

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