メダカの卵を通販で買うメリット・デメリットとは?実際に入手して検証する!

メダカの卵を通販で買うのは、当たるか外れるかわからない博打(ばくち)のようなものと言われます。

ネット上には、

送られてきた卵が孵化しなかった!

写真とは違うメダカが生まれた

など、デメリットが目立つ意見がちらほら。では、本当のところはどうでしょうか?

今回は通販で実際にメダカの卵を買って、メリットとデメリットはもちろん、卵の孵化率・メダカの生存率を検証しました!

メダカの卵は通販で買える!

メダカの卵

メダカの購入方法としては、アクアショップやホームセンター、専門店が一般的ですが、通販を利用する人も少なくありません

家にいながらさまざまな種類のメダカを購入できるのは、とても魅力的ですよね。また、実店舗と違って「メダカの卵」が販売されている点も大きな特徴です

Kazuho
たとえ高価なメダカであっても、卵であれば非常に安く買うことができます。

ただし、メリットがあればデメリットもあるもの。

  • 送られてきたメダカの卵の状態が悪い(カビの発生、未受精卵)
  • 成魚まで成長させたら違う品種だった

といったように、不満の声も少なくありません。

「安く買いたいけれど、目的のメダカが手に入らないならちょっと・・・」

敬遠してしまう気持ちもわかります。

メダカのおすすめ入手方法7つ!ショップや通販の特徴を解説

実際にメダカの卵を通販で買う

今回は、実際にメダカの卵を通販で買って、メリット・デメリットを検証します!

ただし、むやみに購入するわけにはいかないので、本当に飼育してみたいメダカを通販で注文しました。

品種は『幹之(みゆき)メダカ』

みゆきメダカ

通販で注文したメダカの卵は『幹之(みゆき)メダカ』です。

全体的に白く、背面が光ります。

背面の光る範囲によって、

  • 弱光
  • 強光、スーパー光
  • フルボディ、鉄仮面

といったように呼び方が変わりますが、一番グレードが高いとされるフルボディ(鉄仮面)にしました。

メダカの卵の購入金額

メダカの卵30個の購入金額は、約¥1000(別途送料¥370)です。

相場が¥500程度なので、ややお高め。ネットオークションでも購入できますが、¥500でスタートして¥1500程度で落札されることが多く大差はありません。

ちなみに、成魚を購入すると1匹¥1000以上します。

卵の状態を確認する

注文して1週間ほどで到着します。

タレビンに緩衝材が巻いてあり、しっかり梱包されていました。

早速、卵の状態を確認してみましょう。

濃度を薄く調整したメチレンブルーにメダカの卵が入っています。

メチレンブルーには、

  • カビの発生を抑える
  • 有精卵を選別できる(無精卵は青く染まる)

上記の効果があるため、卵の郵送には欠かせません。

見たところすべて有精卵です。販売者によっては梱包があまかったり、カビ・未受精卵の卵が混じったりしていることもあるので、要注意。

そのような場合は、次回から購入を控えた方が良いでしょう。今回はとてもしっかり管理されていました。

メダカの卵を孵化させ成魚まで成長させる!

ここからはメダカの卵を孵化させて成魚まで成長させます!

30個の卵が何匹成魚になるのでしょうか?

メダカの卵を孵化させる

卵を別の容器に移してメチレンブルーから飼育水に換えます。

メチレンブルーのままでは殻に覆われた卵の状態では良いのですが、生まれた稚魚には有害なので必要な工程です。

飼育容器に網を乗せて卵を入れています。フチを固定して金網を被せると、落ちることもありません。

屋外飼育なので加温せず、水温は2228度。暑い日は30度を超える日も。

メダカの卵

卵と卵が近いと通水性が悪くカビの原因になるので、定期的にゆすります。

2日後から孵化が始まり、10日後には30個すべての卵が稚魚になりました。

メダカの卵を孵化させるには水温と水質が超重要!孵化しない卵の孵化率を上げる方法

稚魚から成魚へ成長させる

メダカの稚魚

生まれた稚魚を成魚まで育てます。

飼育環境は次の通りです。

  • 屋外飼育(無加温)
  • グリーンウォーター(青水)
  • 餌やりの回数は15回以上

餌は稚魚のサイズに合わせて以下の種類を与えました。

  • ゾウリムシ
  • ブラインシュリンプ
  • ミジンコ
  • 人工飼料(稚魚用)

成魚になるまで3ヶ月ほどかかり、生き残ったメダカは21匹でした。

稚魚の飼育方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。

メダカの稚魚の飼育完全ガイド!最適な餌・水換え・飼育容器と生存率を上げる方法

通販で入手したメダカの卵の検証結果

メダカの卵

通販で買ったメダカの卵を孵化・成長させた検証結果をまとめます!

メダカの卵の孵化率

孵化する直前のメダカの卵

30個すべての卵が孵化したので、孵化率は100%です。

これは、郵送されてきた卵の状態が良かった点が大きいでしょう。また、飼育を始めた時期の水温が2228度と高かったので、孵化にあまり時間がかからなかったのも要因です。

孵化には積算水温で250度(例:水温25度なら10日)が必要なので、水温が低いと時間がかかりカビの発生につながります。

メダカの生存率

孵化した30匹の稚魚が21匹の成魚になったので、生存率は70%です。

もちろん、飼育環境によって大きく変わることは念頭に置いておいてくださいね。ただ、通販で購入したメダカの卵が弱いということはないようです。

メダカの固定率

みゆきメダカ

最後に「固定率」です。

固定率とは、親メダカから子メダカに特徴(形質)が受け継がれる確率を指します。

固定率が高いと親メダカに似た体型や色の子どもが生まれやすいのですが、低ければ違った見た目のメダカばかり、ということも考えられます。

こればかりは育ててみないとわからないので、博打と言えるでしょう。(品種によっては高い固定率のものもいます)

今回育てたメダカはみゆきメダカのフルボディで、生存したメダカはすべてみゆきメダカでした。これは、みゆきメダカ自体が比較的固定率の高い品種だからでしょう。

ただし、すべてフルボディかと言われるとそうでもなく、

  • 弱光:4
  • 強光:4
  • フルボディ:2

といった割合に。まったく親と同じような子どもが生まれることは稀なので、納得の結果です。

ダルマメダカ

さらに、成魚にはダルマと半ダルマ体形のメダカも混じっていました。

これに関しては、卵を飼育中に一時期水温が30度を超えたことが要因と考えられます。

品種に限らず、卵飼育時の水温が30度を超える状態が続くとダルマメダカになりやすいです。

知らない人からすると、「全然違うメダカが生まれた!」と思うのも無理はありません。

まとめ:メダカの卵を通販で買うメリット・デメリット

みゆきメダカ

通販で購入したメダカの卵を孵化させ成魚にしてみて、感じたメリット・デメリットをまとめます。

メリット
  • 珍しい品種の卵が安価で手に入る(成魚と比べると格段に安い)
  • 実店舗に足を運ぶ必要がない(近所にお店がないときに便利)

成魚では手が出ない品種でも買うことができるのは大きなメリットでしょう。近くにメダカを購入できるお店がない場合にもおすすめです。

デメリット
  • 販売者によって卵の状態が大きく左右される
  • 卵から成魚にするまでに手間と時間がかかる
  • 生存率が低いとコスパがガクッと下がる
  • 固定率がわからない(写真と違うメダカが生まれてくる可能性あり)

卵の状態は販売者頼みなので、一度買ってみるか口コミを参考にするしかありません。

稚魚や成魚を買うのとは違い、手間と時間がかかるのも大変なところ。

稚魚はメダカ飼育で一番難しい時期なので、生存率によっては成魚まで成長する個体が少なく、高い買い物になってしまうことも考えられます!

また、固定率に関しては完全に博打です

数十個の卵からほしいメダカが数匹しか生まれないのであれば、コスパは悪いと言わざるを得ません。

結論として、通販でメダカの卵を買うことはおすすめしませんが、「信頼できる販売者」から固定率の高い品種を購入する、もしくは、どんなメダカが生まれてきても飼育を楽しめる場合は1つの選択肢になります。

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